コクヨは、オープン空間の音対策として、取り付け工事不要で手軽に設置できる「スポットサウンドマスキング」を、6月下旬から発売する。カラーバリエーションはダルグレーとライトグレーの2種類で、価格は27万800円(税別)。
同社では、ハイブリッドワークによる出社率の低下やビル空調設備の高性能化により、オフィス全体が静かになったことで「周囲の音が聞こえやすい」「話している人の声が目立ってしまいコミュニケーションが取りづらい」といった音に関する困りごとが発生していることを指摘し、こうした音課題を解決するには、背景音を整える必要があるという。
コクヨでは従来から、マスキング音と呼ばれる特殊な音を流すことで、声や音漏れを気にならなくさせる「サウンドマスキング」を提供しているが、設置工事がともなうことや広範囲向けのため投資が必要というハードルがあったという。
今回のスポットサウンドマスキングは、小規模空間にスポット的に導入することを想定した、取り付け工事不要かつアンプが内蔵されている露出型スピーカーで、簡単に設置できることが特徴。従来のサウンドマスキングのノウハウを活かした音場構築技術を継承し、露出型スピーカーでも音が均一に降り注ぐ間接音方式を実現した。リモコンでマスキング音やボリュームを設定できるため、空間に合わせた音対策が可能となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス