AI生成画像の品質がますますリアルになるにつれ、合成コンテンツと本物のコンテンツを区別することが難しくなっている。短編動画プラットフォームのTikTokはこれに対処するため、「コンテンツクレデンシャル(Content Credentials)」機能を採用した。
TikTokは米国時間5月9日、コンテンツクレデンシャル機能を使ってAI生成コンテンツ(AIGC)にメタデータを付加することにより、自動でラベルを付けると発表した。
デジタルコンテンツの出所などを証明する技術の標準化団体Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)が開発したコンテンツクレデンシャルは、コンテンツの重要な要素(制作者、制作に使われたツール、編集履歴など)を示すメタデータをコンテンツに付加するものだ。
TikTokは2023年9月、TikTokのAIエフェクトを適用したコンテンツにラベルを付ける運用を開始した。
5月9日より、コンテンツクレデンシャルを導入している他のプラットフォームで作成されたAIGCにも、自動的にラベルを付加する。
「同業他社と提携して各種プラットフォームでコンテンツにラベルを付けることで、TikTokで禁止されている有害または誤解を招くAIGCを抑止しつつ、クリエイターが責任を持ってAI生成コンテンツを探求しやすいようにする」と、TikTokの運営および信頼と安全の責任者であるAdam Presser氏は述べた。
今後数カ月のうちに、TikTokはネイティブのTikTokコンテンツにもコンテンツクレデンシャルを付加し、それがダウンロードされた後もユーザーが来歴情報を確認できるようにする。業界におけるコンテンツクレデンシャルの導入を促進するため、TikTokはAdobeが主導するContent Authenticity Initiative(CAI)にも参加している。
TikTokの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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