Googleは、Armベースのプロセッサーである「Snapdragon」を搭載した「Windows」マシン上で動作する、新バージョンの「Chrome」ブラウザーの提供を今週開始すると発表した。ハードウェアとOSに向けて完全に最適化されているため、ブラウジングはより高速かつスムーズになるはずだ。
Qualcomm Technologiesのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)Cristiano Amon氏は、「Chromeの新たなバージョンにより、2024年中盤以降のWindowsコンピューティングを支える最上位プラットフォームとしての『Snapdragon X Elite』の役割が確固たるものになるだろう」と述べた。
Snapdragon X Eliteを搭載するPCは、2024年の中盤に登場する見込みだ。
Snapdragon X Eliteは12基の「Oryon」コアを搭載しており、Qualcommによると、Intelの第13世代「Core i7-1360P」や「Core i7-1355U」と比べて2倍高速で、消費電力は最大68%少なくなるという。このため、バッテリー持続時間も大きく延びる可能性がある。
Arm版の新たなChromeには、生成型の人工知能(AI)ツールである「Help Me Write」も搭載されており、新たなドキュメントの執筆や、既存ドキュメントの洗練に役立てることができる。ユーザーはまた、Chromeが持つ豊富な拡張機能やテーマにもアクセスできる。
ArmベースのWindowsマシンはまだ選択肢が少ないものの、Googleは今後数年でその数が増えていくと考えているようだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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