いえらぶGROUPは2月29日、同社が実施した「住まい探しの条件・設備に関する調査」の結果を発表した。
調査は2月2日より12までの期間、調査対象を「不動産会社」(いえらぶCLOUDを利用している不動産会社の従業員など)、「エンドユーザー」(いえらぶポータル利用ユーザーや同社SNSフォロワーなど)とし、インターネットによる調査で、不動産会社370名、エンドユーザー1184名の有効回答数を得た。
まず、不動産会社154名、エンドユーザー132名、合計286名から寄せられた「一人暮らしを始める人に向けたアドバイス」を、ChatGPTで分析したところ、不動産会社、エンドユーザーともに最も多い内容は「住環境」という結果。住環境の中でも、日当たりの良さや、周辺の自然環境、住宅地の雰囲気が多くの人にとって重要な要素となっていた。
また、不動産会社は、日当たりの良さや周辺の自然環境を重要視するとともに、妥協点の明確化、生活スタイルに合った物件選び、実際に足を運んで内見することを推奨。エアコン、浴室乾燥機、宅配ボックスなど、生活の質を高める設備への言及も多くあった。
エンドユーザーは、日当たりと周辺環境が、健康や生活の快適さに大きく影響するとし、特に日当たりについて多くが言及した。また、エアコンの有無や設備の古さ、トイレやお風呂の使い勝手など、日常生活に必要な設備や備品の確認を重要視。さらに、利便性と安全性についても、比較的高い割合で重要視していた。
次に、「妥協できない設備」をたずねたところ、不動産会社、エンドユーザーともに1位は「バストイレ別」という結果。2位の「エアコン付き」、3位の「室内洗濯機置き場」も同じ結果となった。
「付加価値となる設備」については、不動産会社が1位「ネット無料」、2「オートロック」、3位「宅配ボックス」となり、エンドユーザーは1位「ネット無料」、2位「エアコン付き」、3位「オートロック」で、不動産会社・エンドユーザーともに「ネット無料」が1位となった。
続いて、「妥協できない条件」の1位は、不動産会社が「駅からの距離」、エンドユーザーが「周辺環境」という結果。「付加価値となる条件」の1位については、不動産会社、エンドユーザーともに「駅からの距離」となった。
さらに、集計データをもとに年齢層、居住地域でクロス集計を行ったところ、若年層では、インターネットの利用条件や、移動の利便性を優先。中年層以上では、室内環境を優先する結果となった。都市圏と地方圏でも似た傾向があり、いえらぶGROUPでは、都市圏では利便性、地方圏では室内や周辺の環境が重視されており、生活における価値観の違いが推測されるとしている。
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