パナソニック コネクトは2月26日、東京都庁の常設プロジェクションマッピングにパナソニック コネクトのシステムが採用されたと発表した。建造物に投影する常設型のプロジェクションマッピングシステムとしては世界最大となり、クラウド制御による空間演出を実現する。
東京都庁に採用されたプロジェクションマッピングシステムは、東京都第一庁舎壁面の高さ約126メートル×幅約110メートルのエリアをカバー。「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」として、ギネス世界記録に認定されたとのこと。
デジタルサイネージソリューション「AcroSign」をベースとしたコンテンツ管理システムにより、遠隔からの投影コンテンツ管理を実現。機材の状態を監視する「リモートマネージドサービス」や現場での投影の様子を確認できるリモートカメラで、システム監視や管理などメンテナンスに関する省力化に結びつける。
プロジェクションマッピングには、5万ルーメンの「PT-RQ50KJ」と3万500ルーメンの「PT-RZ34KJ」を各20台ずつ用意。いずれも、3チップDLPレーザープロジェクターとなり、明るく鮮明なコンテンツ投影を実現する。あわせて、プロジェクターと連動するプロオディオシステム「RAMSA」の立体音響設備も備え、映像と音響が一体となる没入感が得られるという。
今回のシステムは、屋外において、安定したプロジェクションマッピングの投影を実現するため、専用の筐体を設計、開発しており、屋外設置における耐震、防水、防塵性能を確保。長期間の運用を可能にしているとのこと。
今回のプロジェクションマッピングは、東京都庁をコンテンツで彩ることでナイトタイムエコノミーの盛り上げに貢献していく。
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