タイミー、新規事業「タイミーキャリアプラス」を開始--正社員としての長期就業の支援

 タイミーは2月22日、新規事業「タイミーキャリアプラス」を開始すると発表した。

 同社では、2018年のスキマバイトサービス「タイミー」の提供を通じて、人手不足の解消に貢献してきたという。時間や場所に制約されない、新しく自由な働き方を提供し、あらゆる業界の人手不足の解消に貢献する一方で、「必要な資格やスキルを有していないために自信を無くし、就業を断念してしまう」「定職に就きたいと考えていてもなかなかその機会に恵まれない」といった働き手の課題が顕在化。また、業務未経験者を受け入れたいと考えているものの、自社でスキルや資格を身につけてもらう機会を提供する余裕がなく、未経験者に対する求人の門戸が狭まっているという事業者側の課題もある。

 同社の調査では、「タイミー」を通じて良い職場と出会えたら、そのままその職場に長期就業したいと考えている働き手は7割以上。また、「タイミー」を通じて良い人材と出会えたら、そのまま長期採用をしたいと回答した事業者は、全体の9割以上いる結果となっている。

 そこで、長期就業を望む「タイミー」の働き手と、人材採用したい事業者を結びつける打ち手として、資格やスキルを身につける機会を提供しながら、キャリア形成・転職支援までを一気通貫で行う「タイミーキャリアプラス」を着想したという。

 同事業は、資格や経験などの有無にかかわらず、挑戦したい仕事ができるようになるための機会を提供するサービス。希望者は、「キャリア相談」や「資格や免許取得、スキル習得のためのリスキリング講座」を受けることができるという。これにより、キャリア形成や正社員としての長期就業を支援し、働き手ひとりひとりの可能性を広げていくという。

 同社ではこれまで、スキマバイトサービス「タイミー」を提供。これまで「タイミー」では、各業界での研修会・講習会の実施やアルバイトが全員スポットワーカーの居酒屋「THE 赤提灯」、2023年に追加された「バッジ機能」など、働き手のスキルや実績を蓄積し、可視化する取り組みを実施してきた。

 
 

 今回開始する「タイミーキャリアプラス」では、働き手の資格や免許取得、スキル習得だけでなく、その後のキャリア形成や正社員としての長期就業の支援までを一気通貫で支援する。

 なお、希望者はキャリア相談や資格や免許取得、スキル習得のためのリスキリング講座を受けることができ、「タイミー」の就業で得たスキルや実績を可視化した「バッジ」をもとに、正社員採用の求人が紹介されるという。その後、「タイミー」を通じて、入社前に体験勤務をして理解を深めた上で、自身が望む業界への就職を目指す。事業者は、資格やスキルを身につけた働き手が採用できるため、入社後のギャップの低減や人材の定着などが期待できるという。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]