1月に発表されたサムスンの「Galaxy S24」には、「Magic Editor」「かこって検索(Circle to Search)」「ライブ翻訳」といった人工知能(AI)機能が搭載されていた。
Googleは同じ時期、新たなAI機能をいくつか発表した。その中には、「Android Auto」で長文のメッセージやグループチャットを要約する機能がある。
この機能はまだ正式には提供されていないが、「Googleアシスタント」のサポートページに掲載された新たな説明のおかげで、どのように機能するのかが分かりやすくなっている。
Googleはまず最初に、プライバシーに関する大きな懸念に対応し、アシスタントがメッセージや要約を記録せず、各操作が大規模言語モデル(LLM)のトレーニングに使用されることもないと説明している。一方、メッセージの要約はAIによって生成されるため、誤りが含まれる可能性があるとも記している。
提供開始された後に同機能を利用するには、設定で有効にする必要がある。この機能はいつでも無効にできる。
また、この機能を利用する機会が生じた時に有効化することもできる。Android Autoを車に接続している時に40単語以上のメッセージを初めて受信すると、要約の承認を求める音声が流れる。
どのようなメッセージがこの機能で要約されるかについて、Googleはこう説明している。同じ送信者またはグループから、長文のメッセージが1件だけ届いている場合やメッセージが複数届いている場合は、「読み上げる」をタップすると、メッセージが自動的に要約される。それ以外の場合、AIが要約することなくメッセージが読み上げられる。送信者やアプリが異なるやり取りが複数ある場合は、それぞれのやり取りが読み上げられる。
Googleが1月に示した例では、Briannaさんという連絡相手が夕食の予定を尋ねる長文のメッセージを送ってくる。Android Autoはメッセージ全体を読み上げるのではなく、次のように読み上げる。「要約。Briannaが夕食にタイ料理を食べたいかどうか、まだ間に合うかどうか尋ねてきました」。さらに、タップ1回で送れる短い返答の候補も表示される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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