メルカリは2月15日、ビットコインで商品を購入できる機能の提供を開始した。
フリマ商品の購入手続き画面で、日本円に加えてビットコインを選べるようになった。「いつも通りのメリカリの利用体験にビットコインが組み込まれる」と暗号資産事業子会社のメルコインで代表取締役CEOを務める中村奎太氏は説明した。
購入に利用できるのは、メルカリアプリ内で運用しているビットコインだ。メルカリは2023年3月より、メルカリ売上高でビットコインを取引できるサービスを提供している。利用できるのはフリマ商品のみだが、今後は「メルカリShops」への対応も予定する。
ビットコインは、米国証券取引委員会(SEC)による現物投資型ETFの承認や、半減期に向けた期待で価格が上昇している。2月14日時点では円安も背景に、日本円建てで過去最高値を更新。1月15日時点で1ビットコインは790万円に迫っている。
「暗号資産の勢いは今後増していく。メルカリは世界でも有数のビットコインが使われる場所になるのではないか」と中村氏は話した。
なお、ビットコインで決済する場合には、確定申告が必要になる場合もある。中村氏は「税金に対する情報を、お客様に整理して提供する機能の拡充に力を入れていきたい」と述べた。
今後はビットコインだけでなく、アルトコインや他のデジタルアセットへの対応も進めるほか、時期は未定ながらビットコインの積み立て購入機能も実装すると中村氏は述べた。
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