前田建設工業、NTTドコモなどが株主を務める愛知国際アリーナは2月8日、同社が管理・運営し、2025年に開業する愛知県新体育館のネーミングライツ取得企業と新名称を発表した。
ネーミングライツの取得企業は、英国ロンドンに本社を構え、日本を含む世界19拠点で事業を展開するオンライン金融サービスのリーディングカンパニー「IGグループ」。名称は「IGアリーナ」に決定した。
ネーミングライツの契約期間は、2025年から10年間。日本およびアジア地域における最大規模のアリーナネーミングライツ契約のひとつになるとしている。
IGアリーナは、愛知県名古屋市の名古屋城を臨む名城公園の一角に位置する。ハード・ソフト面でワールドクラスの機能を備えた、スポーツ・音楽のハイブリッドエンターテインメントアリーナになるという。
5階建てで、建物の高さは41m、アリーナ内天井は30m、建築面積は2万6500平方メートル、延床面積は6万3000平方メートル。国内アリーナ最大級となる最大1万7000人、着席のみの場合は1万5000人を収容できる。
外観デザインと内装の一部は、国立競技場のデザインなどを手掛けた、隈研吾建築都市設計事務所が担当。高揚感を分かち合えるスイートルームやラウンジ、食材にこだわった食事など、特別な日をさらに盛り上げるサービスを提供するホスピタリティエリアのほか、約30区画の飲食店舗・ワゴン店舗区画を備える。
安全でアクセシブルな動線設計や、飲食の多店舗展開、ストレスフリーなキャッシュレスやモバイルオーダーなど、スマートアリーナ機能を実装予定。2025年7月13日に初日を迎える大相撲名古屋場所を皮切りに、Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホームゲームなど、国内外のスポーツイベントや音楽といったライブエンターテインメントを開催するという。
【2月9日12時00分追記】記事初出時、一部「2015年夏開業」としていましたが誤りです。おわび申し上げます。
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