オトバンク、プロの朗読をAI技術で著者自身の声に変換した「AI本人オーディオブック」

 オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」を運営するオトバンクは2月8日、stand.fmと提携し、プロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した「AI本人オーディオブック」を制作。第1弾として、著者であるキングコング西野亮廣さんの声に変換した「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」(幻冬舎刊)のオーディオブックを、audiobook.jpで配信を開始した。

 オーディオブックは通常、プロのナレーターや声優の朗読で制作されているが、昨今、芸能人が書いた本なども増え、著者自らの声によるオーディオブック化を望む声があるものの、長時間におよぶ収録時間のスケジュール調整が難しいことや、朗読技術も必要であることから、オーディオブック化の実現に高いハードルがあったという。

 近年AIによる音声合成技術が進み、特定の人の声を再現して文章を読み上げることも可能になってきている一方、長時間聴き続ける場合は人の朗読と比べて聴きやすさなどの品質に劣る状況があったという。そこでプロのナレーターの朗読をAI技術で他の著名人の声に変換した「AI本人オーディオブック」を制作。プロの朗読技術とAI技術の融合によって、音声合成した著者の声でありながらも高品質で聴きやすい、これまでになかった新しいオーディオブックを生み出すことができるようになったとしている。

 なお「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」のAI本人オーディオブック配信に先立ち、普段からオーディオブックに親しんでいる audiobook.jpユーザー355人に、本作品の一部分について、プロのナレーターの朗読をAIで西野亮廣さんの声に変換したAI本人オーディオブックと、AIによる音声合成(西野亮廣さんの声)で読み上げたオーディオブックとを聴き比べを行ったところ、8割以上が、AI本人オーディオブックの方が「聴きやすい」と回答したという。

8割以上がAI本人オーディオブックのほうが「聴きやすい」と回答
8割以上がAI本人オーディオブックのほうが「聴きやすい」と回答

「audiobook.jp」
オーディオブック「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」

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