メルカリで日本事業を統括した青柳直樹氏を代表とする新会社「newmo」は2月6日、ライドシェア事業に参入すると発表した。事業の提供開始時期や方法、地域などの詳細は追って案内するとしている。
日本では官民でライドシェア解禁の機運が高まっている。2024年4月にはタクシー事業者管理のもと、一般ドライバーがマイカーで旅客を運ぶ「日本型ライドシェア」がスタートする。
一方、newmoは昨今のライドシェア解禁の議論について「『移動難民』の解決という短期的かつ部分的な”移動の負”の解消に留まっており、少子高齢化に伴う労働生産人口の減少や地域の過疎化、観光立国としての日本のプレゼンス低下など、来る日本社会における地域課題の解決手段として、本質的に地域交通がどうあるべきか、新法を含めどのような法制度が必要なのか、十分な議論がなされているとは言えないのが実情」と指摘する。
そのうえで「利用者が安心・快適に利用できるユーザー体験(UX)と、空き時間を活用した柔軟なドライバーとしての雇用創出など、地域や生活者にとって真に価値ある移動手段を提供することにより、移動をもっと多様で自由なものとするとともに、地域経済はもちろん、日本経済のさらなる活性化を目指す」とした。
newmoは2024年1月4日に設立。所在地は東京港区の麻布台ヒルズとなる。Qiita創業者の海野弘成氏もフルタイムエンジニアとして参加する。
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