デジタル大臣を務める河野太郎氏は8月29日、ライドシェアの解禁などを含む交通・物流サービスのデジタル化を議論するワーキンググループをデジタル庁内に立ち上げたと明かした。
河野大臣は8月27日に放送されたフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で、ライドシェアについて言及。「地域ごとにタクシーなどのサービス品質が維持できなければ、ライドシェアを導入するといったルール作り」に積極姿勢を示していた。
今回の会見で河野大臣は「デジタル庁では日本の物流と交通をデジタル技術をどこまで改善できるか、モビリティを検討するワーキンググループを立ち上げたところだ」とし、ライドシェアについても「成果が出次第、さまざまな報告をしていきたい」と述べた。
また、訪日客の回復やドライバー不足によって「タクシーがつかまらない」という声も相次いでいる。こうした声に対して河野大臣は「モビリティチームでいろいろ検討していきたい。物流や交通サービスの水準を落とさないようにするためには、ライドシェアだけではなく、自動運転といった技術の活用もあると思うし、そうしたことを含めながら(ワーキンググループで)じっくり検討してもらいたい」と述べた。
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