日本交通は1月31日、普通免許かつ自家用車で人を運ぶことで報酬を得られる「日本型ライドシェア」を担うドライバーのプレエントリーを開始したと発表した。パートタイム雇用で、自動車運転免許取得から1年以上経過した人を募集する。
業務内容は自家用車による有償運送で、勤務地は東京23区、立川市、さいたま市、横浜市とする。勤務時間はタクシー繁忙時間帯のみで、かつ週20時間未満とする。
日本交通では、今後発表が予定される国土交通省の通達に基づいて採用募集を開始する予定で、その際にプレエントリーした人に具体的な求人等の情報を案内するとしている。
ライドシェアは、普通免許の一般ドライバーが自家用車を使って、空き時間に人を運ぶことで報酬を得られるサービスだ。海外ではUberやLyftなどのプラットフォームが普及しているが、日本では「白タク行為」として禁止されていた。
しかし、ドライバーの高齢化や訪日客の増加を背景に、各地でタクシー不足が深刻化。そこで、タクシー会社の管理のもと、大臣講習を受けるなど一定の縛りを設けつつ、普通免許で旅客を運べる「日本型ライドシェア」が提唱され、2024年4月のサービス開始が決まった。
プレスリリースCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」