Googleは米国時間2月1日、人工知能(AI)に関するアップデートの一環として、新しい画像生成ツール「ImageFX」など、画像生成分野における一連の成果を発表した。
ImageFXは「DALL・E 3」といった他のAIモデル同様、テキストから画像を生成できるものだ。
このツールは「expressive chip」(表現力チップ)を搭載したプロンプトインターフェースを特徴とし、ユーザーは「自身の創造物やアイデアに隣接した次元」を試すことで、創造性を発揮できるという。
ImageFXは米国など一部の国を対象に、新機能や新製品の初期アイデアを試せる実験的プラットフォーム「Labs」で提供されている。
ImageFXには、Google DeepMindが開発し、2023年12月にリリースされた同社の最も先進的なテキスト画像変換モデル「Imagen 2」が搭載されている。人間の顔や手など、困難なタスクも写実的にレンダリングして、高品質の画像を生成できる。
Imagen 2はAIチャットボット「Bard」にも搭載されるため、Bardで画像の生成が可能になる。会話形式のプロンプトで指示するだけで、高品質の画像を生成できるという。この機能はほとんどの国で、英語で利用できる。
なお、Imagen 2が生成したすべての画像には、Google DeepMindが開発した電子透かし(ウォーターマーク)の「SynthID」が入る。人間の目には見えないが、画像を識別できるため、AI生成画像の悪用を防ぐ上で役立つ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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