NTTドコモは1月29日、Android端末の「d払い」アプリにおいて、全国の「iD」加盟店約220万店舗以上で利用できる「d払いタッチ」の提供を開始したと発表した。
ドコモはこれまで、ドコモ回線の契約者がd払いアプリから申し込み・設定を行うことで、電話料金合算払いiD決済ができる機能となる「d払い(iD)」を提供してきた。
提供を開始するd払いタッチでは、d払いアプリから「Google Pay」に追加し、スマートフォンをかざすことで、iD決済が利用できるようになる。ドコモ回線の契約の有無にかかわらず利用できるが、回線契約がない場合は、事前の本人確認手続きが必要。また、支払い方法の設定や決済履歴の確認もd払いアプリで行える。
支払い方法は、電話料金合算払いからの支払いに加え、dカードやd払い残高からの支払いに対応。d払いのコード決済と同様に「dポイント」がためられるだけでなく、支払い時にdポイントが利用できるようになった。
なお、d払いアプリからd払いタッチの設定を行うと、バーチャルカードが自動発行され、d払い(ネット)加盟店だけでなく、Visaのマークのあるインターネット上の加盟店でも利用できる。d払いバーチャルカードを利用する場合は、d払いアプリの支払い方法を電話料金合算払いからの支払い、dカードからの支払い、d払い残高からの支払いのいずれかから選択する。そのため、dカード以外のクレジットカードからの支払いは利用できない。
また、d払いバーチャルカードの利用でも、dポイントをためる・つかうことができる。支払い方法の設定や決済履歴の確認はd払いアプリから可能だ。
d払いタッチのリリースを記念して3月31日まで、「d払いタッチご利用で+20%還元キャンペーン」を開催する。
先着エントリー10万人限定で、Google Payにd払いタッチを追加し、全国のiD加盟店で買物すると、期間中の買物の合計金額の20%のdポイント(期間・用途限定)を進呈するという。
なお、d払い(iD)は、2023年10月10日に新規申込の受け付けおよび、カード情報再発行を停止。2024年4月以降順次、有効期限の更新も終了する。
また、現在d払い(iD)を利用していても、iDアプリからd払いタッチをメインカードに設定するか、Googleウォレットアプリからd払いタッチをデフォルトの支払い方法に変更することで、d払いタッチが利用できるとしている。
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