アフターコロナを迎えた今、場所にとらわれずに働く「ワーケーション」に注目が集まっている。観光庁の調査によると、令和3年には9.1%だった企業のワーケーション導入率は、令和4年には13.4%までアップしている。一方で「どのように導入していいかわからない」「交通費など費用がかかる」といった理由から及び腰になっている企業も少なくないのが現状だ。
こうした中、特に企業の合宿や研修型のワーケーション受け入れを強化しているのが千葉県だ。実は近年、千葉県では地の利の強みと多様な地域性を活かした、企業の合宿や研修にマッチするワーケーションコンテンツが数多く開発されている。
今回は令和5年度に千葉県が行ったモニターツアーのコンテンツを通して、千葉県ワーケーションの特徴や体験者の声をお伝えする。
千葉県には企業がワーケーションを導入する上で抱えがちな課題を解決できるポテンシャルがいくつも備わっている。
一つは東京都心からのアクセスの良さだ。今回ご紹介する「金田みたて海岸」を始め、千葉県には東京都心から数十分でワーケーション地に到着できる場所がいくつもある。交通費と移動時間を抑えられるのは企業側として大きなメリットと言えるだろう。
また地域性を生かした多様なコンテンツが揃っていることも、企業の合宿や研修型ワーケーションに適したポイントといえる。一言で企業の合宿や研修といっても、SDGsや新規事業開発、チームビルディングなど目的は企業によって千差万別だ。自社のニーズに合った場所を探すだけでも苦労しているワーケーション担当者は多いだろう。
一方、都心に近いながら広大な土地を有する千葉県は多様な自然環境と地元企業に恵まれており、それぞれを生かした多様なワーケーションコンテンツが存在する。モニターツアーという形で企業とのマッチング機会を提供しているなど、ニーズに応じたワーケーション地を見つけやすい仕組みが整っていることも、企業がワーケーションしやすい要因となっている。
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