秋田県にかほ市は1月15日、「にかほ市まるっと視察プログラム」の提供を開始すると発表した。
法人や事業者・自治体を対象に、にかほ市の仕事・人・環境を一挙に紹介する。現在提供中の「HAGAIGUにかほワーケーション」の新規プログラムになるという。
にかほ市まるっと視察プログラムは、地方進出や事業展開を検討する企業、実証実験の連携先自治体を探している事業者、関係人口を増やしたいと模索している自治体などの希望に合わせて、視察のアテンド・紹介を実施する。
具体的には、にかほ市を中心にまちづくりを行う「一般社団法人ロンド」が1人あたり3万円(税別)~で、希望視察先へのアテンドや市役所担当者、地域事業者の紹介、交流を企画する。また、事業展開や地方進出の相談、サテライトオフィスの展開などもサポートする。期間中に仕事ができるワークスペースの案内、豊富な自然環境を中心とした観光案内、地元の美味しい飲食店の紹介などにも対応するとしている。
にかほ市によると秋田県は、日本一の人口減少率かつ、年少・生産年齢人口の割合が最も小さく、老年人口の割合が最も大きいといった、少子高齢化を始めとする課題があるという。
そこで、秋田県の南端に位置する同市では、地域課題の解決に向けたイノベーションの推進や、企業誘致、起業家育成など、発展に向けたさまざまな取り組みを行っている。HAGAIGUにかほワーケーションはその取り組みのひとつで、「与え合える環境に会える」をコンセプトに、地域で活躍する「人」と、生活も仕事も豊かにしてくれる豊富な「自然環境」を掛け合わせたプログラムを実施している。
また、ロンドは、にかほ市をはじめとした秋田県に密着して「漁師図鑑」「TeGAKe」といった地域の魅力発信を担うプロダクトの開発や、観光、行政サポート、地元企業のさまざまな領域での支援などを実施している。日本ワーケーション協会とパートナーシップを結び、同協会の公認コンシェルジュが在籍している。
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