デジタル庁は1月11日、イベントチケットの不正転売防止にマイナンバーカード(マイナカード)を活用した実証実験を開始すると発表した。
実験は、3月2日に国立代々木競技場 第一体育館で開かれる「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」で実施する。
具体的には、マイナンバーカードで本人確認をした人だけにチケットを先行販売する。先行販売は1月12日から15日までの3日間。チケット購入時と会場入場時にマイナンバーカードで本人確認することで、複数アカウントの大量購入や高額不正転売の防止につながる可能性を検証するという。
デジタル庁は同実験について「エンタメ領域におけるマイナンバーカードの活用の可能性を検証するための取り組み」と説明。エンタメ業界は、チケットの不正転売の防止や、未成年への酒類の販売防止、ライブ会場運営の業務効率化などの観点で、DXの可能性を有しているとした。
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