Apple初の複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」が近く発売される。3499ドル(約50万円)の価格で、米国太平洋時間1月19日午前5時に予約注文受付が始まり、2月2日に米国で発売予定だ。
この情報は、突然発表された。今週開催されるCESから発信されるテクノロジー業界の他の報道にかぶせることを狙ったタイミングと思われるが、AppleがVision Proを2024年初頭に発売することは見込まれていたので、予想どおりの展開だ。
Vision Proは、MRヘッドセットの形をしたコンピューターで、実世界と仮想物体を組み合わせて表示できる。
AppleはVision Proに関する複数の情報を明らかにした。3499ドルのVision Proには256GBのストレージが搭載される予定で、それ以外のストレージサイズが用意されるかは不明だ。米国以外の地域での価格と発売日も、まだ発表されていない。
また、2種類のヘッドストラップ「Solo Knit Band」と「Dual Loop Band」が提供され、頭部のフィット感をさまざまな形で調節できる。Appleのプレスリリースによると、Vision Proには「Solo Knit BandとDual Loop Bandが付属しており、ユーザーは2つの選択肢によって、最も適したフィット感を得られる。Apple Vision Proには、Light Seal、2つのLight Seal Cushion、端末の前面に取り付けるApple Vision Pro Cover、ポリッシングクロス、バッテリー、USB-C充電ケーブル、USB-C電源アダプターも付属する」という。
ZEISSが提供するVision Pro用の視力矯正レンズは、「ZEISS Optical Inserts — Readers」が99ドル(約1万4000円)、処方箋が必要な「ZEISS Optical Inserts — Prescription」が149ドル(約2万1500円)。
AppleはVision Proの最適化された体験の概要として、空間ビデオ、空間写真、3D映画、「FaceTime」のMRバージョン、「Encounter Dinosaurs」という没入体験などを挙げていた。さまざまな「iOS」アプリへの対応や、「Mac」との連携が約束されている以外に、あまり多くの情報は発表されていない。発売日がさらに近づけばより多くの情報が明らかになるはずで、その発売日はもう目前に迫っている。
Appleのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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