米国時間1月9日から開催される電子機器の見本市「CES」に先立ち、Microsoftは「Windows」PCのキーボードに大きな変更を加えることを明らかにした。新たなキーボードには、同社の人工知能(AI)ツール「Copilot」専用キーが追加されるという。この変更は、同社が1994年にWindowsキーを追加して以来、最も大きなものだ。
Copilotキーはスペースバーの右側に配置され、Copilotを起動する。同AIツールは、文書を要約したり、音楽を提案したり、ユーザーが検索エンジンやAIチャットボットに尋ねるような質問に答えたりする。一部のキーボードでは、「アプリケーション」キーや「Ctrl」キーなどが置き換わる。現在Copilotを起動するには、「Windows」キー+「C」キーを押す必要がある。
この新しいキーが追加された「Windows 11」PCは順次発表され、CESでも披露される。Dellが発表した「XPS」ノートPCの2024年モデルには、すでにこの新しいキーが搭載されている。新しいキーを搭載した製品は「Surface」デバイスを含め、1月中から春にかけて発売される予定だという。
なお、Copilotを有効にしていない、またはCopilotを利用できない国/地域にいるユーザーの場合、この新しいキーを押すと「Windows Search」が起動する。
「これ(新しいキー)は人々のコンピューティング体験をシンプルにするだけでなく、強化し、2024年をAI PCの年にする」とエグゼクティブバイスプレジデント兼コンシューマーチーフマーケティングオフィサーのYusuf Mehdi氏はブログで述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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