ドコモと明治大学ら、相手の感じ方に合わせて味覚を共有する技術を開発

 NTTドコモは12月21日、明治大学総合数理学部(宮下芳明研究室)、H2Lと、相手の感じ方に合わせて味覚を共有する技術を開発したと発表した。


 人の感じ方のデータを蓄積しつつ、触覚・味覚などの五感の情報と連携させて他者へ共有する技術「FEEL TECH」を用いた「人間拡張基盤」に、宮下芳明研究室とH2Lが研究開発した味覚を再現する技術を連携させて開発。言葉ではうまく伝えられない味を、相手に共有することができるという。

 味覚を共有する技術は、味覚に関するデータを把握する機器(センシングデバイス)と、味覚の感度に対する個人差を推定し共有する人間拡張基盤、味覚を再現する駆動機器(アクチュエーションデバイス)の3つで構成する。

 伝えたい味をセンシングデバイスで分析、数値化するとともに、約25項目のデータをもとに独自アルゴリズムを用いて、人間拡張基盤上で共有する相手の味覚の感じ方を推定。アクチュエーションデバイスと味覚の標準液(味の感じ方や強さを標準化するための液体)で味の基本となる五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)を再現するという。


 例えば、これまで視覚的・聴覚的な世界であったメタバース空間内のバーチャル体験や、映画やアニメのコンテンツでの活用が期待できる。作者が伝えたい味をコンテンツに付加することで、よりリッチなコンテンツ提供を実現する。利用者はこれまでに無い、臨場感溢れる新しい体験が期待できるとしている。

 なお、相手の感じ方に合わせた味覚を共有する基盤技術の開発は、世界初になるという。

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