イタンジは12月11日、ハウスマートの発行済み株式の取得を通じて、同社をグループ会社化することを決議し、同日、株式譲渡契約を締結したと発表した。両社は今後、2024年1月4日を目処に、経営統合を目指して協議、および検討を進めていく予定。
イタンジは、2012年に創業し、不動産賃貸管理、賃貸仲介領域に対して、業務効率化システムをはじめとしたプラットフォームを提供してきた。同社が提供する不動産賃貸業務支援4サービスは、導入顧客数約2700社、電子入居申込数は年間97万件の実績を持つ。
一方のハウスマートは、不動産売買仲介営業の支援に特化したシステム「プロポクラウド」の開発・運営を手掛け、不動産売買領域のDXを推進する会社。プロポクラウドは、売買仲介の煩雑な業務フローの業務効率化を図るシステムで、物件の自動提案と顧客の見える化、顧客の状況に応じたアプローチ、および継続的フォローにより、アポ獲得率と見学率向上に貢献し、多数の企業様への導入実績があるという。
今回の経営統合により、イタンジは、多様化する不動産会社のニーズに対応するため、組織・顧客基盤・テクノロジーのシナジーを活かして、マーケットシェアを拡大し、日本本の不動産会社に対してさらなる付加価値を提供していきたい考え。今後は、賃貸・売買・管理の領域をワンストップでカバーする統合プラットフォーム構築により、事業領域を拡大し、業界の課題解決へ貢献するとしている。
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