東芝は11月28日、新たなリチウムイオン二次電池を開発したと発表した。コバルトフリーな5V級高電位正極材料を使うことで、副反応として生じるガスを大幅に抑制できる。
新開発のリチウムイオン二次電池は、レアメタルであるコバルトを使っていないことがポイント。コバルトには多くの正極材料に含まれているが、生産国の偏りによるサプライチェーンやコストの安定性に課題があった。
5V級高電位正極は、電解液の分解によってガスが発生することが実用上の課題だった。今回、電極の構成部材を改良し、従来型の電解液を使用しながらも副反応を大幅に低減することに成功。電池の高電圧化とパワー性能の向上に期待できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力