「Googleドライブ」は多くの人にメインのクラウドストレージとして使われており、長年の間、特に安全な選択肢の1つと考えられてきた。しかしこの数日、数カ月分のファイルが消えたとする報告が多数寄せられていることが分かった。
この問題が最初にGoogleの公式サポートフォーラムで報告されたのは約1週間前のことで、あるユーザーが、「5月以降のデータが消え、フォルダー構造が5月時点の状態に戻ってしまった」と訴えている。このユーザーは、ファイルを手動で削除したことはなく、消えたファイルはゴミ箱の中にもどこにも見当たらないとしている。
その後すぐに、他のユーザーからも、同じ現象が発生しているという話が寄せられた。影響を受けた別のユーザーは、「完全にパニック状態だ」と書き込んだ。
その苦情が投稿された約1週間後、Googleのコミュニティーマネージャーは、「デスクトップ版Googleドライブを使用している一部のユーザー」に影響している問題について調査中で、進展があり次第、情報を提供すると回答した。影響を受けるのは、デスクトップ版のバージョン84.0.0.0~84.0.4.0だという。
また同社はその間、Googleドライブのデータフォルダーを削除したり移動したりせず、アカウント接続を切断しないよう求めている。
Googleは今のところ、消えたファイルを復元できるかどうかについて明言していない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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