TOPPANホールディングス(旧凸版印刷)のグループ企業のTOPPANは、各種自然災害を仮想現実(VR)で疑似体験できるシステム「災害体験VR」を発売した。再生コンテンツ導入済みVRゴーグルの形態で提供する。価格(税別)は19万8000円。
災害体験VRは、自然災害のVR映像をヘッドマウントディスプレイ(HMD)で見ることのできるオールインワンパッケージ。自然災害を没入感のあるコンテンツで疑似体験できるため、防災意識の向上につながるとした。
全国各地で使えるよう、地域を特定しない汎用の災害VRコンテンツを制作。VRゴーグル単体で利用可能なシステムとし、PC接続のような準備や設定を行うことなく簡単に使えるという。
体験できる災害は、地震と津波、風水害の3種類。いずれも映像と効果音のみで構成されているため、母国語が日本語でない人も体験できる。
TOPPANは、自治体や企業、教育機関で行う防災教育、地域で開催する防災イベント、防災体験施設のサービスなどでの利用を想定している。2024年度の売上高は5億円を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」