OpenAIが提供している「ChatGPT」の有料サブスクリプション「ChatGPT Plus」を利用している複数のユーザーが、同社による事前の通知なく、ウェブブラウジング機能「Browse with Bing」が使えなくなったと報告している。あるユーザーが数日前に「Reddit」への投稿でブラウジング機能が削除されていると説明したところ、多くのユーザーが同じ現象を報告するコメントを寄せた。
ChatGPT内でのウェブブラウジング機能は5月にリリースされたが、ペイウォールを回避し、サブスクリプションに加入しなくてもコンテンツを閲覧できてしまうという報告を受けて、7月に一時無効化された。
9月末には、Browse with Bingがベータ版として復活し、米国時間10月17日以降はChatGPT Plus加入者全員が利用できるようになっていた。
OpenAIは今回、ウェブブラウジング機能が再び使えなくなった理由についての公式発表をしていない。この問題が初めて明らかになった7月には方針を公に説明していたため、ユーザー側からすれば今回も意図的に無効にされたのか、それとも単なるバグなのかの判断がつかない。
奇妙なことに、一部のChatGPT Plusユーザーはモバイルアプリ版のChatGPTではまだ同機能を利用できるが、ウェブ版では使えなくなったと報告しており、筆者もこれと同じ状況だ。
OpenAIはBrowse with Bingのほか、「Advanced Data Analysis」(旧「Code Interpreter」)や「DALL·E 3」などの追加機能を「GPT-4」に組み込んでいる。いずれ、GPT-4ではこれらの機能がデフォルトとして組み込まれ、ユーザーがドロップダウンメニューから機能を選択しなくても、入力したプロンプトに応じて自動的に機能が切り替わるようになる可能性もあるのではないだろうか。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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