「ChatGPT」のウェブブラウジング機能、再び停止か--一部ユーザーが報告

Maria Diaz (CNET News) 翻訳校正: 吉武稔夫 (ガリレオ)2023年11月06日 10時53分

 OpenAIが提供している「ChatGPT」の有料サブスクリプション「ChatGPT Plus」を利用している複数のユーザーが、同社による事前の通知なく、ウェブブラウジング機能「Browse with Bing」が使えなくなったと報告している。あるユーザーが数日前に「Reddit」への投稿でブラウジング機能が削除されていると説明したところ、多くのユーザーが同じ現象を報告するコメントを寄せた。

OpenAIのウェブサイトを表示したノートPC
提供:Leon Neal/Getty Images

 ChatGPT内でのウェブブラウジング機能は5月にリリースされたが、ペイウォールを回避し、サブスクリプションに加入しなくてもコンテンツを閲覧できてしまうという報告を受けて、7月に一時無効化された。

 9月末には、Browse with Bingがベータ版として復活し、米国時間10月17日以降はChatGPT Plus加入者全員が利用できるようになっていた。

GPT-4の画面
Browse with Bing機能はGPT-4のドロップダウンメニューから選択できていた
提供:Maria Diaz/ZDNET

 OpenAIは今回、ウェブブラウジング機能が再び使えなくなった理由についての公式発表をしていない。この問題が初めて明らかになった7月には方針を公に説明していたため、ユーザー側からすれば今回も意図的に無効にされたのか、それとも単なるバグなのかの判断がつかない。

 奇妙なことに、一部のChatGPT Plusユーザーはモバイルアプリ版のChatGPTではまだ同機能を利用できるが、ウェブ版では使えなくなったと報告しており、筆者もこれと同じ状況だ。

 OpenAIはBrowse with Bingのほか、「Advanced Data Analysis」(旧「Code Interpreter」)や「DALL·E 3」などの追加機能を「GPT-4」に組み込んでいる。いずれ、GPT-4ではこれらの機能がデフォルトとして組み込まれ、ユーザーがドロップダウンメニューから機能を選択しなくても、入力したプロンプトに応じて自動的に機能が切り替わるようになる可能性もあるのではないだろうか。

GPT-4との対話
通常のGPT-4はインターネットにアクセスできないと回答するので、Browse with Bingは統合されていないことが分かる
提供:Maria Diaz/ZDNET

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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