「シャニマス」5.5周年ライブで見た“これまでと今、そしてこれからを感じるステージ”

 CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント関連も取材している佐藤が担当。今回は10月21日と22日に幕張イベントホールにて行われた、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(シャニマス)をテーマとするライブイベント「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5.5th Anniversary LIVE 星が見上げた空」の模様をお届けする。

「シャニマス」5.5周年というハーフアニバーサリーのタイミングながら、大型ライブイベントが開催。アイドルマスターシリーズのファンである“プロデューサーさん”が多数来場した
「シャニマス」5.5周年というハーフアニバーサリーのタイミングながら、大型ライブイベントが開催。アイドルマスターシリーズのファンである“プロデューサーさん”が多数来場した

 シャニマスは、バンダイナムコエンターテインメントがバンダイナムコネクサスのゲームプラットフォーム「enza」などで展開しているゲームコンテンツ。ゲーム内の283(ツバサ)プロダクションに所属している、アイドルの声を担当しているキャスト陣によるライブイベントも、さまざまな形で行っている。

 今回のライブは、enza版のサービス開始から5.5周年を記念して行われたもの。サービス開始時には「イルミネーションスターズ」、「アンティーカ」、「放課後クライマックスガールズ」、「アルストロメリア」の4ユニットでスタートしたシャニマスも、「ストレイライト」、「ノクチル」、「シーズ」が順次追加され、7月に行われたソロライブ(「283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE『我儘なまま』」)では、ソロ活動をしている斑鳩ルカと、新たに283プロへ加入する鈴木羽那と郁田はるきによる新ユニット「コメティック」も発表された。

 このライブでは8ユニットが2日間に分かれて登場。こと、コメティックのライブステージはここが初お披露目で、両日に出演した。なお、DAY1はストレイライト、ノクチル、シーズ、コメティックという、追加ユニットのメンバーが出演。DAY2はイルミネーションスターズ、アンティーカ、放課後クライマックスガールズ、アルストロメリアというサービス開始時からの4ユニットに、コメティックも加わる形で出演となった。

 出演したのは、イルミネーションスターズの関根瞳さん(櫻木真乃役)、近藤玲奈さん(風野灯織役)、峯田茉優さん(八宮めぐる役)、アンティーカの礒部花凜さん(月岡恋鐘役)、菅沼千紗さん(田中摩美々役)、八巻アンナさん(白瀬咲耶役)、希水しおさん(三峰結華役)、結名美月さん(幽谷霧子役)、放課後クライマックスガールズの河野ひよりさん(小宮果穂役)、白石晴香さん(園田智代子役)、永井真里子さん(西城樹里役)、丸岡和佳奈さん(杜野凛世役)、涼本あきほさん(有栖川夏葉役)、アルストロメリアの黒木ほの香さん(大崎甘奈役)、前川涼子さん(大崎甜花役)、芝崎典子さん(桑山千雪役)、ストレイライトの田中有紀さん(芹沢あさひ役)、幸村恵理さん(黛冬優子役)、北原沙弥香さん(和泉愛依役)、ノクチルの和久井優さん(浅倉透役)、土屋李央さん(樋口円香役)、田嶌紗蘭さん(福丸小糸役)、岡咲美保さん(市川雛菜役)、シーズの紫月杏朱彩さん(七草にちか役)、山根綺さん(緋田美琴役)、コメティックの川口莉奈さん(斑鳩ルカ役)、三川華月さん(鈴木羽那役)、小澤麗那さん(郁田はるき役)。

 DAY1では、事前にコンサートライトのオフを促す場内アナウンスがあったなか、オープニングでは、ホール天井に張り巡らされた電飾で星空を感じさせる演出で幻想的とも言える空間を作り出す。そんななか、姿を見せたのはコメティックで、歌ったのは「無自覚アプリオリ」。オープニングからいきなりの初お披露目で大歓声が沸き上がるなか、黒を基調とした衣装をまとい、疾走感と荒々しさも感じさせるような楽曲でパフォーマンス。川口さんがセンターに立ち、これまでのライブでもルカとして圧巻の歌声を響かせるなかで、三川さんが羽那として歌うときのまっすぐな歌声に、小澤さんがはるきとして歌うときのキュートな歌声も加わり、より魅力的なものに。“新時代到来の予兆、黒色彗星(カラーレス・アイドル)”というキャッチコピーをそのまま示すような、鮮烈な印象を残すものとなっていた。

「無自覚アプリオリ」(DAY1)
「無自覚アプリオリ」(DAY1)

 続いてはシーズの「Fashionable」。衣装「ユナイトバースプラネタリ」をまとって登場し、ダンサブルなステージを展開。ストレイライトは衣装「オーバーキャストモノクローム」とまとい、スピード感のある楽曲「Overdrive Emotion」で魅了。テンションが高まるようなステージが続いたなかで、ノクチルは「Catch the Breeze」を披露。衣装「サンセットスカイパッセージ」をまとって、ポップな雰囲気に包み込んでいく。

「Fashionable」(DAY1)
「Fashionable」(DAY1)
「Overdrive Emotion」(DAY1)
「Overdrive Emotion」(DAY1)
「Catch the Breeze」(DAY1)
「Catch the Breeze」(DAY1)

 それぞれのユニット曲が一通り披露されたところで、センターステージには再度シーズが登場し、歌ったのは全体曲の「Color Days」。ユニットとしてはスタイリッシュなイメージがあるなかで、アップテンポでポップな楽曲を軽快に歌っていた。

「Color Days」(DAY1)
「Color Days」(DAY1)

 さらにシーズとコメティックによる全体曲の「Resonance⁺」では、それぞれトロッコに乗り込んでの歌唱に。アリーナだけではなくスタンドにもトロッコが用意され、場内のさまざまなところから歌声を届けていた。

「Resonance⁺」(DAY1)
「Resonance⁺」(DAY1)
「Resonance⁺」(DAY1)
「Resonance⁺」(DAY1)

 そのままシーズとコメティックの自己紹介を含めたMCパートでは、ライブ初出演となる三川さんと小澤さんがこの光景に興奮したり、“プロデューサーさん”の温かい雰囲気に感謝の言葉を贈っていた。

 ライブが再開され、まずはストレイライトがトロッコに乗り込んで「Timeless Shooting Star」でパワフルな歌声を響かせれば、メインステージに戻ってからライブ初披露となる「Start Up Stand Up」をパフォーマンス。コーラスの“デスボイス”と呼ばれるがなり声も特徴的な楽曲で、力強さのみならずダンスも華麗に決めて、目と耳を引きつけるものとなっていた。

「Timeless Shooting Star」(DAY1)
「Timeless Shooting Star」(DAY1)
「Start up Stand up」(DAY1)
「Start up Stand up」(DAY1)

 シーズは始まりの曲でもある「OH MY GOD」で、これまで積み重ねてきたパフォーマンス力をダンスミュージックにのせて存分に発揮。ノクチルの「今しかない瞬間を」では、幼なじみ4人で結成されたユニットの仲良し感と青春の1ページを感じさせるステージとなっていた。

「OH MY GOD」(DAY1)
「OH MY GOD」(DAY1)
「今しかない瞬間を」(DAY1)
「今しかない瞬間を」(DAY1)

 そして、ライブでは初披露となったノクチルの「夢が夢じゃなくなるその日まで」。アップテンポかつギターサウンドで紡がれる、まっすぐに夢を追いかけていくことを示す楽曲を、軽快なダンスパフォーマンスを交えながら、4人が歌声を響かせる。ノクチルが持つ透明感と絆も感じさせ、聴く人の心にまっすぐ伝えるようなステージとなっていた。

「夢が夢じゃなくなるその日まで」(DAY1)
「夢が夢じゃなくなるその日まで」(DAY1)

 ノクチルとコメティックの2ユニットによる全体曲の「シャイノグラフィ」では、7人ともトロッコに乗り込んでのパフォーマンスとなり、最後はメインステージに並んで締めくくる。このあとのMCパートではストレイライトとノクチルが登場し、今回着用している衣装は、それぞれのユニット登場したタイミングでの全体衣装であること、ストレイライトのオーバーキャストモノクロームは新規で制作されたものであることが触れられていた。

「シャイノグラフィ」(DAY1)
「シャイノグラフィ」(DAY1)

 ライブも後半となったところで、まずはシーズが「Fly and Fly」をトロッコに乗り込んで歌えば、メインステージに戻ってライブ初披露となる「SWEETEST BITE」をパフォーマンス。シーズとしてのダンサブルかつスタイリッシュなステージであるなかでも、少し落ち着いたダンスミュージックで、歌声でより魅了していくようなステージとなっていた。

「Fly and Fly」(DAY1)
「Fly and Fly」(DAY1)
「SWEETEST BITE」(DAY1)
「SWEETEST BITE」(DAY1)

 ストレイライトによる「Hide & Attack」では、センターステージとメインステージの両端から登場しつつ、カッコよさが際立つ曲とダンスパフォーマンスで、会場のテンションを高めいていった。

「Hide & Attack」(DAY1)
「Hide & Attack」(DAY1)

 ここでコメティックが登場し、初公開となる新曲「くだらないや」を披露。3人が立ち位置を入れ替えつつ、小澤さんが中心となってステージを展開。落ち着いた雰囲気のはかなさを感じさせつつ、激しさと“早口以上”と思えるような高速で歌詞を紡いでいくところもあり、インパクトの大きいステージに。

「くだらないや」(DAY1)
「くだらないや」(DAY1)

 ノクチルが3曲連続で披露。全体曲である「Dye the sky.」で力強さと秘めた決意を感じさせるステージに。ユニット曲の「あの花のように」ではトロッコに乗り込み、天井の電飾もどこか花火に見えるような演出も織り交ぜながら歌唱。始まりの曲である「いつだって僕らは」では、ユニットの特徴でもある透明感を伝えるように歌い、終盤ではメインステージからセンターステージへと駆け抜け、4人が向かい合って歌う姿も目を引くものとなっていた。

「Dye the sky.」(DAY1)
「Dye the sky.」(DAY1)
「あの花のように」(DAY1)
「あの花のように」(DAY1)
「いつだって僕らは」(DAY1)
「いつだって僕らは」(DAY1)

 ストレイライトとコメティックがステージに立ち、全体曲の「Ambitious Eve」を披露。メインステージとセンターステージで途中入れ替わりつつ、未来に向かって羽ばたくような疾走感あふれる曲を歌う。そしてストレイライトがステージに残り、バラードソングである全体曲「いつか Shiny Days」で伸びやかに歌声を響かせていた。

「Ambitious Eve」(DAY1)
「Ambitious Eve」(DAY1)
「いつか Shiny Days」(DAY1)
「いつか Shiny Days」(DAY1)

 一旦ライブロゴが映し出されたあとブラックアウトする演出で場内がざわめくなか、センターステージにはコメティックが登場し、こちらも初公開となった新曲「平行線の美学」を披露。ここでは三川さんがセンターに立ち、ハイスピードなテンポで展開される楽曲で、楽曲タイトルである“平行線”を感じさせる歌詞や振り付けを織り交ぜながらパフォーマンスを行っていた。

「平行線の美学」(DAY1)
「平行線の美学」(DAY1)

 興奮状態といった場内にストレイライトが登場し、歌ったのは始まりの曲である「Wandering Dream Chaser」。追加ユニット組では最初であり先輩とも言えるストレイライトが、これまでも見せてきた圧巻のパフォーマンスで、新たなユニットを歓迎するかのようにも受け取れるかのようなステージとなっていた。

「Wandering Dream Chaser」(DAY1)
「Wandering Dream Chaser」(DAY1)

 「シャニマス」における今後の展開の告知映像を経て、4ユニットのキャスト陣がステージに勢ぞろい。挨拶やライブの感想を語るなかで、川口さんからは、コメティックは楽曲によってセンターが入れ替わるユニットという説明があり、今後も楽しみにしてほしいとメッセージを送っていた。

 ラストは全体曲の「Multicolored Sky」と「虹の行方」の2曲を披露。集まったプロデューサーさんに感謝を届けるように歌い、DAY2へとつなげていった。

「Multicolored Sky」(DAY1)
「Multicolored Sky」(DAY1)
「虹の行方」(DAY1)
「虹の行方」(DAY1)

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