「Apple Watch Series 9」と「Ultra 2」でダブルタップジェスチャーが利用可能に

Lexy Savvides (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2023年10月26日 10時49分

 「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」で、新たにダブルタップのジェスチャーが利用できるようになった。ダブルタップとは、「Apple Watch」を装着している方の手の親指と人差し指を2回合わせるジェスチャーのことで、ディスプレイに触れることなく操作できる。このアップデートは「watchOS 10.1」の一環で、すでにダウンロードが可能だ。

提供:Lisa Eadicicco/CNET
提供:Lisa Eadicicco/CNET

 ダブルタップは新機種に導入された「S9」チップと4コアNeural Engineに依存した機能であるため、これが採用されているSeries 9とUltra 2でしか利用できない。その仕組みは、加速度計、ジャイロスコープ、心拍センサーを用いて、Apple Watchのディスプレイがアクティブになっている時の手首の動きや血流の変化を検知するというものだ。したがって、ダブルタップを機能させるには手首を上げた状態にする必要がある。ディスプレイが減光されている場合や、ユーザーが能動的にApple Watchを使っていない時には機能しない。ジェスチャーが認識されると、ディスプレイ上部に表示されるブルーのアイコンで通知される。

 ダブルタップを使用すると、次のような操作が可能になる。

  • スマートスタックを開き、スタックのウィジェットをスクロールする
  • 電話に応答する、通話を終了する
  • ミュージック、ポッドキャスト、オーディオブックを再生する、一時停止する
  • 音声入力で返信する、メッセージを送信する
  • ストップウォッチを止める、再開する
  • カメラアプリのカメラリモートを使って「iPhone」で写真を撮る
ダブルタップの利用シーン
提供:Apple/Gif by Arielle Burton/CNET

 また、この機能は一部のサードパーティーアプリでも機能し、そのアプリのデフォルト動作を実行する。例えば、通知を閉じたり、別のメッセージアプリからのメッセージに応答したりすることが可能だ。

 ダブルタップはデフォルトで有効になっていて、追加で設定する必要はない。設定からオフにすることもできる。

Appleのプレスリリース

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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