メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターは10月13日、カケハシ スカイソリューションズと、業界初のメタバース空間のシェアリングサービスを開始したと発表した。
カケハシ スカイソリューションズが提供する学生向け謎解きゲームやグループワークのノウハウを、同社のバーチャル空間の技術開発力とイベント運営の知見を融合させた、新しい空間レンタルサービス。
同社によると、採用難易度が高まる昨今、特に新卒採用においては2024年度の求人倍率が1,71倍となり、2025年度は更なる上昇が予測されているという。
また、あらゆる施策について、さまざまな企業が実施することによる採用施策の飽和状態、学生のオンライン就活に対する慣れ、売り手市場となっている現状の理解の広がりなどが重なり、結果として費用対効果が下がり、満足のいく採用成果に繋がらない企業が増加している。
こうした、採用難易度の高い市況において、新たな採用手法を模索しはじめる企業が増えており、「メタバース採用」が注目を集めているという。そこで同社では、採用活動に利用できるメタバース空間のレンタルサービスを開始したという。
メタバース空間を活用することで、場所の制約を受けず、どのような場所でもイベントが開催可能。さらに、メタバース上でグループディスカッションが行える仕掛けも用意する。
加えて、企業の採用支援・研修支援・離職防止支援を行うカケハシ スカイソリューションズの協力により、採用イベント用の謎解きゲームをビルトイン。
身体性を伴った体験により、知識の定着率が高く、企業理解の促進が期待できるほか、没入感が高く、対面に近いコミュニケーションが可能だという。
同サービスは、インターンシップや説明会の会場としての利用だけでなく、オープンカンパニー、社内イベント、選考、入社式、内定式、内定者フォローなどでも活用できるとしている。
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