ファミマ、荷物を発送、受取できるスマートロッカー「ファミロッカー」--1都3県で

 ファミリーマートは9月26日、荷物の発送・受取ができる自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を発表した。

 東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県650店舗に、10月から順次設置する。来店客の利便性向上および、店舗の省力化における実証実験も開始する。

キャプション

 ファミロッカーでは、ヤマト運輸のフリマサイト連携サービスや、「宅急便をスマホで送る」、「Amazon.co.jp」「楽天市場」などのECサイトで購入した商品を受け取れる。また、「メルカリ」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」「楽天ラクマ」といった、フリマサイトで取引された商品を発送できる日本郵便の「e発送サービス」や、不在再配達となった書留の受け取りなどにも対応する。

 ファミロッカーにあらゆる荷物を集約し、配送を効率化する。また、店舗業務の削減効果や来店客の利用実績、事業性を精査の上、本格展開の検討を進めていくとしている。

キャプション

 昨今、物流2024年問題が目前に迫るなか、荷物の発送や受取が可能なロッカーのニーズが年々高まっている。デジタル化によるEC市場の拡大やフリマサイトなどによる個人間取引の増加、コロナ禍における生活様式の変化により、小口荷物の取扱い量も年々増加傾向にある。

 また、「ファミリーマート」の店舗で取り扱う荷物は、5年前に比べ約1.3倍に増加。店舗従業員の作業負荷、荷物の保管場所についての課題が顕在化しているという。将来的な人口減少による働き手の不足も見込まれ、店舗運営における店舗従業員の業務負荷を軽減、省力化すべく、レジを介さず荷物の発送・受取ができるファミロッカーの実証実験を開始するとしている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]