「アイマス シンデレラガールズ」デレステ8周年記念ライブで見た“愛と好きを叫びあうステージ” - (page 2)

 DAY2開演時にもちひろによる前説が行われ、ライブタイトルになっている「Shout out」は“感謝の表明”という意味があることを説明したほか、DAY1に引き続き「好きだー!」をシャウトする練習も。シンデレラバンドによるオーバーチュアを経て、DAY2も「無限L∞PだLOVE♡」(梅澤さん、佐倉さん、牧野さん、青木さん、生田さん、安野さん)でライブがスタートした。

「無限L∞PだLOVE♡」(DAY2)
「無限L∞PだLOVE♡」(DAY2)
「無限L∞PだLOVE♡」(DAY2)
「無限L∞PだLOVE♡」(DAY2)

 梅澤さんと安野さんによる挨拶でもコール&レスポンスでさらに会場を温め、「ラブレター」(青木さん、飯田さん、森下さん)が歌われる。飯田さんはDAY1にはなかった腕のタトゥシールを付けていたことが目を引いていた。

 あかりのソロ曲「トキメキは赤くて甘い」(梅澤さん、佐倉さん、松田さん)は梅澤さんに加え、佐倉さんと松田さんも参加。3人の腰には、よく見るとバリエーションが異なる、りんごのマスコットキャラクターである「りんごろう」の姿も。王道アイドル感あふれるステージのなかでも、終盤では山形りんごの魅力を届けるように梅澤さんがシャウトして歌うところも印象的だった。

 「オルゴールの小箱(Shout out Arrange)」(牧野さん、原さん、山下さん)では、オルゴールの音色も象徴的なスローテンポの「オルゴールの小箱」が、アップテンポなロックアレンジバージョンに。それでいて、3人のやさしさを感じさせる歌声がより際立つような、新たな魅力を放つものとなっていた。

 「EVIL LIVE」(飯田さん、松井さん、松田さん)は、DAY1の朝井さんから入れ替わって歌う、松田さんのあおりや力強い歌声も引きつけられるものを感じさせるなか、この日も釘バットやパイプを手に、俗に“治安が悪い”と呼ばれるような荒々しさを感じるステージに。そして「純情Midnight伝説(Long Intro Ver.)」(安齋さん、梅澤さん、原田さん、金子さん、高田さん)でさらに盛り上げていた。

 「星環世界(Shout out Arrange)」(青木さん、松井さん、安野さん)は、同じAichi Sky Expoで行われたシンデレラガールズ10周年ツアー愛知公演(「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land」)のテーマ曲「星環世界」が、ロックアレンジとなって歌われることに。オリジナルが持つつ疾走感に加え、生バンド演奏が生み出すパワフルで迫力のあるステージとなっていた。

 MCパートでは衣装紹介のなかで、衣装をよく見てもらえるようにくるっと回るところで、自ら“永遠に回らない青木志貴”と称して回らなかった青木さんの決めたポーズが、他のキャスト陣から美しいと話題になる一幕も。ほかにも歌われた曲の感想やバックヤードでのエピソードが披露されたほか、DAY1と同様の「フラスタで愛を叫ぶ!」では、松田さんが輝子あての手紙を自ら引き当て、そのメッセージを読み上げると感激したうえに、その手紙を持ち帰るとしてずっと手にしたまま喜びをかみしめている姿も印象的だった。

 ライブが再開され、ここで歌われたのは「Next Chapter(Long Intro Ver.)」(藍原さん、市ノ瀬さん、森下さん)。「Stage for Cinderella」予選Bグループ上位メンバーでのユニット曲であり、これがきっかけでライラさんにボイスが付いた経緯を持つ。そしてDAY1の原さんに続き、市ノ瀬さんはシンデレラガールのライブ初登場。ステージにライトが照らされ、藍原さんと森下さんとともに市ノ瀬さんも姿を見せて歌い出すと大きなざわめきが。オシャレな曲調のなかで、市ノ瀬さんはライラさんを感じさせる透明感のある歌声を響かせつつ、3人で魅了するステージとなっていた。このあと、DAY1の引き続きの「Dreamy Anniversary」(原さん、立花さん、山下さん)も歌われた。

「Next Chapter(Long Intro Ver.)」(DAY2)
「Next Chapter(Long Intro Ver.)」(DAY2)
「Next Chapter(Long Intro Ver.)」(DAY2)
「Next Chapter(Long Intro Ver.)」(DAY2)

 高橋さんは、乃々のソロ2曲目となる「なみだのくに」を披露。不安な気持ちを抱えるところから、曲が進むにつれて自信を持ったような明るい表情と歌い方になっていく。とかく、乃々特有と言える歌い方や表情、目線の動きに至るまで乃々そのものと思えるもので、卓越した表現力を遺憾なく発揮したと思えるものに。

「なみだのくに」(DAY2)
「なみだのくに」(DAY2)
「なみだのくに」(DAY2)
「なみだのくに」(DAY2)

 そして、歌い出したときにざわめきが起きていたのは「Athanasia」(市ノ瀬さん、生田さん)。生田さんがオリジナルメンバーのひとりとして歌っている楽曲に市ノ瀬さんが加わり、ユニット「ソル・カマル」が歌うことに。というよりも、ライラさんのボイスが付いたことで、ソル・カマルのステージがついに実現。ナターリアはリオ・デ・ジャネイロ出身で、ライラさんはドバイ出身。そしてユニット名はポルトガル語で太陽を意味する「ソル」、アラビア語で「月」を意味する「カマル」を組みあわせたもの。そうしたなかで、生田さんが太陽の、市ノ瀬さんは月のイヤリングを付けて登場し、高らかに歌っていた。

 DAY1に引き続きの「Love∞Destiny(Shout out Arrange)」(藍原さん、牧野さん、渕上さん、木村さん)で魅了するなか、渕上さんの腕にはタトゥーシールが付けられて目を引くものに。そしてMCパートととなり、初出演となった市ノ瀬さんは、自ら“ライラさん役”と口にして自己紹介をしたほか、長く待ち望んでいたプロデューサーさんがいたことについても触れつつ、これからの意気込みも語ると、大きな拍手に包まれていた。このあとも個性的な自己紹介や曲の感想、「フラスタで愛を叫ぶ!」では、台湾から来たというプロデューサーさんからのメッセージが読まれるなどで盛り上がっていた。

 「ノートの中のテラリウム」(高橋さん、立花さん)では、のちのトークで立花さんが、高橋さんによる「なみだのくに」を見て、乃々のことが頭から離れないというなかで出てきたというアドリブで締めくり、歓声があがる一幕も。また「ミライコンパス(Long Intro Ver.)」(牧野さん、原さん、金子さん、高田さん)では、原さんによる締めくくりのソロパートで、声を震わせながらも歌いきった姿が印象的。後のトークで原さんは、四つ葉のクローバーを示すような形で振られていたコンサートライト(※歌唱ユニットのエフェメラは、緒方智絵里役の大空直美さんを含めた5人組で、四つ葉のクローバーは智絵里を象徴するもの)を見つけて、こみ上げてくるものがあったと振り返る。DAY1とDAY2で同じ曲でも全く同じように歌われるわけではないという、ライブならではと感じられるような2曲に。

「ノートの中のテラリウム」(DAY2)
「ノートの中のテラリウム」(DAY2)
「ノートの中のテラリウム」(DAY2)
「ノートの中のテラリウム」(DAY2)

 「さやけき花の生命に」(安齋さん、木村さん)では、フィオレンティナが持つ豊かな表現力を持って世界観を構築するがごとく、歌声を響かせる。そして、「jewelries! 004」シリーズにちなんだ「Starry Night」(青木さん、飯田さん、高橋さん、原さん、原田さん、渕上さん、松井さん、森下さん)、「チョコレート?レモネード?どっち??」(藍原さん、安齋さん、梅澤さん、佐倉さん)、「認めてくれなくたっていいよ(Long Intro Ver.)」(生田さん、金子さん、木村さん、高田さん、立花さん、松田さん、安野さん、山下さん)と、歌いつなげていった。

「さやけき花の生命に」(DAY2)
「さやけき花の生命に」(DAY2)
「さやけき花の生命に」(DAY2)
「さやけき花の生命に」(DAY2)
「チョコレート?レモネード?どっち??」(DAY2)
「チョコレート?レモネード?どっち??」(DAY2)
「チョコレート?レモネード?どっち??」(DAY2)
「チョコレート?レモネード?どっち??」(DAY2)

 MCパートの自己紹介や曲の感想、そして「フラスタで愛を叫ぶ!」で喜びと感謝の言葉を送るシーンを経て、DAY2終盤となり、生田さんによるナターリアのソロ曲「ソウソウ」では、サンバテイストの楽曲ではじけるように歌って一体感を高めていき、「ミラーボール・ラブ(Shout out Arrange)」(飯田さん、原田さん、森下さん、安野さん)で、熱気も高めていく。

 それをMAXまで持っていったのは、ライブ初披露となる松田さんによる輝子のソロ曲「WET」。“ゴリゴリの”と頭に付くようなロックソングで、火柱と思えるほど高く吹き上がる炎を前に、生バンド演奏に負けない迫力を感じる表情と声量、そして雄叫びをもいえるような叫びで熱唱。すべてにおいて圧倒するものとなっていた。

「WET」(DAY2)
「WET」(DAY2)
「WET」(DAY2)
「WET」(DAY2)

 高まった熱気を驚きの声に変えたのは、ユニット「モノクロームリリィ」による初公開となった新曲「D-ark L-ily's Grin」(飯田さん、渕上さん)の披露。それぞれ頭には黒と白の花飾りを付けて登場し、ハイテンポで魅惑な雰囲気を醸し出す曲調のなかで、セクシーさを感じる歌声とダンスで、目と耳を引きつけて離さないステージを展開。のちのトークでは、2人でタトゥシールを付けていたことも触れられていた。

「D-ark L-ily's Grin」(DAY2)
「D-ark L-ily's Grin」(DAY2)
「D-ark L-ily's Grin」(DAY2)
「D-ark L-ily's Grin」(DAY2)

 そんな驚きの声は、次の曲でもわき上がる。レーザーによる演出にハードロックを思わせるイントロから披露されたのは、「アタシポンコツアンドロイド(Shout out Arrange)」(安齋さん、原田さん、高田さん)。DAY1に続く“聴いたことがあるのに知らない曲”ふたたびといわんばかりに、オリジナルのかわいらしさから一転して、ダークな雰囲気すら感じさせる曲調となるなかで、序盤はアンドロイドをイメージするようなかっこよさや表情を変えずに歌い進め、終盤では笑顔で歌うところも目を引いたところ。こちらも新境地と言える楽曲となっていた。

 怒濤の展開が続くなかで、「Drastic Melody(Long Intro Ver.)」(佐倉さん、生田さん、安野さん)では、センターに立った生田さんがパワフルな歌声を響かせ、さらに限界まで出し切ったようにも見える3人でのロングトーンも印象的。そして、「Trinity Field(Long Ver.)」(藍原さん、青木さん、渕上さん、松井さん、金子さん、木村さん)で、興奮が止まらないといった感じになっていた。

 ステージに出演者全員が登場し、この日も本編を一区切りする曲として「Twilight Sky」を披露。コンサートライトによる場内のグラデーションもきれいにできたなかで歌っていた。

「Twilight Sky」(DAY2)
「Twilight Sky」(DAY2)
「Twilight Sky」(DAY2)
「Twilight Sky」(DAY2)

 アンコール前にちひろが登場しての情報告知映像が上映。次回のライブとしてユニットツアーの開催が発表されると、こちらも大歓声。そしてアンコールでは、「生存本能ヴァルキュリア」(藍原さん、原田さん、渕上さん、金子さん、木村さん、松田さん)を披露。オリジナルを歌う金子さんと木村さんがけん引するかのように前方に立つところが目を引いたところ。生バンド演奏もあって“強さ”を感じるステージとなった。

 全員がそろってのラストナンバーは、シンデレラガールズ始まりの曲である「お願い!シンデレラ」。プロデューサーさんに感謝を伝えるように手を振りながら、笑顔で歌い締めくくる。最後は梅澤さんと安野さんが降壇するキャスト陣を見送りつつ、2人が生声で「プロデューサーさん!大好きー!」と伝えていた。

「お願い!シンデレラ」(DAY2)
「お願い!シンデレラ」(DAY2)

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