レノボ、渋谷でF1シミュレーター活用のタイムアタックチャレンジ--上位者を鈴鹿に招待

 レノボ・ジャパンは9月15日から、「ZeroBase 渋谷」において、レーシングシミュレーターを使用したタイムアタックイベント「Lenovo All Players Challenge」を開催する。

 フォーミュラ1(F1)のプロが実際に使用するレーシングシミュレーターをZeroBase 渋谷の2階に設置し、バーチャルサーキットでの「タイムアタックチャレンジ」に参加できるという取り組みだ。

ZeroBase 渋谷でイベントを実施する
ZeroBase 渋谷でイベントを実施する
プロが実際に使用するレーシングシミュレーター
プロが実際に使用するレーシングシミュレーター

 同社はオープン前日の9月13日、メディア向け発表会を実施。イベントの概要や経緯を説明した。

(左から)インテル 高橋大造氏、レノボ ジャパン 代表取締役社長 檜山太郎氏、MIYAVIさん、レノボ ジャパン 執行役員専務 河島良輔氏、元レーシングドライバー 長屋宏和さん
(左から)インテル 高橋大造氏、レノボ ジャパン 代表取締役社長 檜山太郎氏、MIYAVIさん、レノボ ジャパン 執行役員専務 河島良輔氏、元レーシングドライバー 長屋宏和さん

 レノボは2022年3月、F1とのパートナーシップを締結。数年にわたり、レノボのハードウェア技術をF1に統合している。また、レノボ・ジャパンは「F1日本グランプリ 2023」のタイトルスポンサーを務めている。

 レノボ ジャパン 代表取締役社長 檜山太郎氏は、レノボの社是が、全ての方達に技術の恩恵を届けるという意味の『Smarter technology for all』であること、現在180のグローバル市場で展開するレノボには多くの国籍、人種の従業員が存在し、D&I(ダイバーシティ&インクルーション)がカルチャーとなっていることなどを語る。

 その上で、「今回のイベントも(社是同様)、D&Iのカルチャーやレノボの技術がテーマ。若い方や年配の方、障害をお持ちの方など、多様なバックグラウンドの方に集まっていただき、レースを通してコミュニケーションを深めていただきたい」とし、多くの方の参加を呼びかけた。

 続けて、渋谷区長 長谷部健氏は、「渋谷区は、新しい部活動改革の中で、eスポーツというジャンルへのチャレンジを開始した。認知症対策などで高齢者がゲームに触れることにも前向きに取り組んでおり、(レノボ同様に)コミュニケーションが生まれ、広がっていくことを思い描いている」とコメント。eスポーツは非常に多くの可能性がある分野で、多くの方々に体験してほしいと語った。

渋谷区長 長谷部健氏
渋谷区長 長谷部健氏

 また、アーティストのMIYAVIさんが、車いすレーサーで内閣総理大臣奨励賞を受賞、元レーサーの長屋宏和氏とタイムアタックチャレンジに挑戦した。

 3周約15分を競い合った結果、見事勝利を収めたMIYAVIさんは、勝利できたこと自体は踊らされた感があったと謙遜しつつ、「(レーシングシミュレーターは)独特のステアリング感など、普段の運転やゲームと全然違う。渋谷のど真ん中で体験できるのは凄いこと。ぜひ体験しにきてほしい」と感想を述べる。

 長屋氏も、「健常者と障害者、関係なく同じフィールドで競えることは、現実の世界ではなかなかない。楽しかった」と語り、お互いの健闘をたたえ合った。

(左から)MIYAVIさん、長屋宏和さん
(左から)MIYAVIさん、長屋宏和さん

 Lenovo All Players Challengeは、9月18日までの4日間開催する。タイムアタックチャレンジは事前予約で参加を受け付けるほか、若干の当日枠も用意するという。上位3人を9月22日に鈴鹿サーキットで実施するF1日本グランプリ 2023の「パドッククラブ」に招待するほか、上位10人までに「Lenovo LOQ 16IRH8」などの景品を用意している。

 なお、イベント期間中のZeroBase 渋谷では、長屋さんとのシミュレーター体験、写真撮影などもできるという。

ニュースリリース
Lenovo All Players Challenge

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