アップルは9月13日、新型スマートフォン「iPhone 15」シリーズの発表に合わせ、直販サイトで「iPhone 13 mini」の取り扱いを終了した。
「mini」シリーズは、2020年に「iPhone 12 mini」として初登場。その翌年には「iPhone 13 mini」も発売されたが、2022年の「iPhone 14」シリーズではラインナップから消滅。今回のiPhone 15シリーズでも登場しなかった。そして、iPhone 13 miniの販売が終了したことで、ラインナップから完全に消滅することになった。
背景には販売不振がある。iPhone 12 miniは発売後に販売不振が度々報じられていた。iPhone 13 miniに至っては正式発表前から、「Appleにとってこれが最後のハイエンドコンパクトになる」とも噂されていた。
Appleの小型スマートフォンの選択肢としては、iPhone 13 miniと同じくA15 Bionicチップを搭載する「iPhone SE」(第3世代)が残っている。しかし、全画面の有機ELディスプレイや、デュアルカメラを搭載するiPhone 13 miniに比べると機能は抑えられており、製品の方向性は大きく異なる。
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