「Duolingo」は、ゲーム化され、細かく分かれた無料のレッスンを通じて、楽しく直感的なプロセスで言葉を学べる言語学習アプリとして知られている。そして今回、同サービスが音楽の学習にも拡大することになった。
Duolingoは米国時間9月6日、同サービスの看板であるゲーム化された学習体験を通して、楽譜の読み方や楽器の演奏方法を学べる新コース「Music」を発表した。
発表によれば、Duolingoの新しいMusicコースには、言語学習プラットフォームで採用しているのと同じ手法が取り入れられており、細かく分かれた多くのレッスンや双方向の練習問題、さらには200以上の「楽しくて聞き覚えのある旋律」が用意されるという。
現時点で得られている詳細情報は限られているものの、Duolingoから提供された画像を見ると、穴埋めや音に対応した適切な音符を選ぶペアマッチなど、双方向の練習問題の例が示されている。
Duolingoは今回の発表で、米国では音楽教育が受けられずにいる生徒や学生が360万人以上に達すると指摘している。Duolingoの無料の音楽コースには、音楽学習をもっと手の届きやすいものにするという意図がある。
Duolingoには音楽に加えて、今後は算数のレッスンも追加される。これはDuolingoを複数教科の学習が可能なプラットフォームにする試みの一環と位置付けられる。
発表で示された画像を見ると、算数のレッスンでは、学習に使われているDuolingoの現在のレイアウトを踏襲し、数字で示されている角度を選ぶ、タイルをドラッグして基本的な演算を行うなど、手軽にできる楽しい練習問題で学習体験をゲーム化している。
Duolingoはこれらのコースを「近いうちに」提供開始するとしており、10月11日に開催する同社の無料の年次バーチャル会議「Duocon」で大々的な発表を予定しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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