「Slack」上での会話に見逃した部分があるかもしれないと気になり、内容の要約がないかと探したことはないだろうか。こうした悩みに役立つよう作られたのが「Slack AI」だ。
2023年5月にチャットボット技術をプラットフォームに導入する「Slack GPT」の計画を発表したのち、Slackは、人工知能(AI)を活用した一連の機能の展開を始めている。同社は米国時間9月6日、新たにSlack AIと「Slack lists」などの新機能を発表した。今冬に両機能のテストを開始するとしている。
まずSlack AIについて見ると、会話内の重要なポイントをまとめるチャンネル要約機能や、ワンクリックでスレッドの要約が得られる機能などがアプリに含まれる予定だ。さらに、検索回答機能も追加される。これはユーザーの質問に対して、関連するメッセージやファイル、チャンネルだけでなく、AIが生成した要約も返すというものだ。
一方、Slack listsでは、同僚との共同作業の際に、タスクの進捗状況の追跡や管理ができるようになる。プロジェクトごとに専用のスレッドで「オーナーのアサインやステータスの更新、タスクの詳細に関する話し合いをすべて1カ所」で行えるようになるという。Listで言及されたユーザーは、アラートを受信する仕組みだ。Slack listsはまた、リクエストや承認を管理する機能を提供するほか、Slackのカスタマイズ可能なツールで、チームによる日常業務の自動化に役立つ「ワークフロービルダー」にも接続する。
Slackは、ワークフロービルダーの機能強化も発表した。刷新された新バージョンでは専用のハブ(「Automation hub」)などが新たに設けられており、有料プランのユーザーが利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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