X(旧Twitter)、ユーザーの投稿をAIのトレーニングに利用へ--ポリシー改定

Artie Beaty ZDNet Staff 翻訳校正: 編集部2023年09月04日 08時31分

 「Twitter」のデータを使って人工知能(AI)をトレーニングしているとして、Microsoftを4月に批判していたElon Musk氏だが、「X」(旧Twitter)もユーザーの投稿をトレーニングに利用するという方針を、米国時間9月1日に明らかにした。

アプリストアにおけるXアプリの画面
提供:Sheldon Cooper/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

 9月29日に発効する新しいプライバシーポリシーには、「本ポリシーで概説されている目的のため、当社が収集した情報や一般公開された情報を、機械学習または人工知能モデルのトレーニングに使用することがあります」と書かれている。

 この文言は、現在のプライバシーポリシーには存在しない。XがどのAIモデルを指しているのかは不明だが、Musk氏は数カ月前に、自身のAI企業を設立したばかりだ。

 Musk氏はX上で、同氏の企業が使用するのは「公開データだけで、DMやその他の非公開データは含まれない」と回答している

 この方針転換のわずか数日前には、Metaが自社のアプリ(「Facebook」「Instagram」、Xに競合する「Threads」など)のユーザーデータを、AIのトレーニングに使用することを明らかにしていた。

 TikTokとSnapは、ともにチャットボットを発表しているが、ユーザーの投稿をAIのトレーニングに使用するとは述べていない。SnapのAIチャットボット「My AI」は、自らの会話をトレーニングに使用するが、一般的な投稿は使用しない。

 YouTubeは、動画の解析とレコメンドにAIを使用している。AIのトレーニングを目的とした動画の使用については、これまでに見解を述べていない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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