「X」(旧「Twitter」)から、「Facebook」「Instagram」「Bluesky」「Substack」「Reuters」「The New York Times」へのアクセス速度が、最近少し遅いと感じていたとしたら、それは気のせいではない。The Washington Post(WP)など複数のメディアは、Xがこれらのサイトへの接続時間を5秒間遅延させていたことを発見した。
インターネット上での5秒は永遠を意味する。
まばたきする間の時間(具体的には400ミリ秒)でも、ほとんどのユーザーをイライラさせるのに十分だ。Hobo Webによると、読み込み時間が2秒遅れるだけで87%のユーザーがそのリンク先の表示を諦めるという。
Xは、同社のリンク短縮サービス「t.co」に遅延を加えることによって、これを行っていた。Xでリンクをクリックすると、まずはt.coでそれが処理される。大半のリンク短縮サービスと同様に、t.coは(通常は)、インターネットのトラフィック管理を容易にして、ウェブ上のユーザーの動きを追跡するために使用される。今回、Xのようなサイトが、リンク先ウェブサイトへのトラフィックを遅延させるためにもこれを使用できることが分かった。筆者が知る限りでは、このようなことをこれまでに行ったソーシャルネットワークは存在しない。
Xは、一部のサイトに対してこれを数週間前から行っていたようだ。Metaの「Threads」が初めて公開されてから間もない頃に、あるユーザーがThreadsに移動しようとしてこの遅延に気づき、報告していた。
WPがこの遅延について公に報じた後、これらのサイトへのアクセス時間は通常の速度に戻っている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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