TikTok、商品販売を「TikTok Shop」に一本化--「Storefront」は廃止へ

Sabrina Ortiz (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2023年08月25日 11時18分

 TikTokの動画は、商品の発見や購入に役立つ素晴らしい情報源であり、同社は、そうした取り引きすべてをアプリのネイティブなショッピングプラットフォーム経由にしようとしている。そのため、ユーザーは「TikTok Storefront」や他のサードパーティー製商用リンク機能に別れを告げる必要がある。

TikTok
提供:Screenshot by Sabrina Ortiz/ZDNET

 TikTokはTikTok Storefrontについて、9月12日をもって世界各国で提供が打ち切られて利用できなくなると発表した。代わりに、新しい「TikTok Shop」にクリエイターを誘導している。

 TikTok Storefrontは、Shopifyとの協力で2021年にサービスが始まった。コンテンツクリエイターはTikTokに商品のリンクを張り、オーディエンスはクリエイターのプロフィールにあるタブで、リンクが張られた商品を閲覧、購入できる。商品の購入を希望する顧客は販売業者のサイトにリダイレクトされる。

 TikTokによると、TikTok Shopの利用は、ユーザーによるTikTok内での直接購入を可能にし、「これまでにない速いペースでドロップオフ率を下げ、視聴者をロイヤルティーの高い顧客に変える摩擦のない体験」だという。

 歌手のTaylor Swiftさんなど、多くのクリエイターはすでに移行を済ませている。新しいレイアウトは以前のものと似ており、主な違いはアプリを離れずに購入できる点だ。

 商品紹介用のタブに加えて、TikTok Shopでは、買い物が可能なフィード内動画やライブショッピングセッションをクリエイターが公開できる。ショッピング全体がアプリ内で行われるため、クリエイターは、TikTok Shopが提供するストア業績分析を利用できる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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