ワイモバイルが料金刷新、30GBプランも用意--光セット割など適用で月3278円

 ソフトバンクは8月23日、「ワイモバイル」の新料金プランとして「シンプル2 S/M/L」を2023年10月以降に提供すると発表した。


 シンプル2 S/M/Lは、現行の「シンプル S/M/L」と比較して、「S」「M」「L」のデータ容量をそれぞれ引き上げた点が特徴。税込の月額基本料金は、月間データ容量が4GBの"Sプラン"が2365円、20GBの"Mプラン"が4015円、30GBの"Lプラン"が5115円となる。

 「おうち割 光セット(A)」や「家族割引サービス」「PayPayカード割」の適用対象でもあり、30GBのLプランで”おうち割 光セット"と"PayPayカード割"を適用した場合、月額3278円で利用できる。

 このほか、シンプル2 S/M/Lを対象に、10分以内の国内通話が無料になる通話オプション「だれとでも定額+」を月額880円で、10分を超える国内通話も無料になる通話オプション「スーパーだれとでも定額+」を月額1980円で提供する。


「実質的に値下げ」と説明

 ソフトバンクで専務執行役員を務める寺尾洋幸氏は新プランについて「旧プランに比べて、S、M、Lの各プランのデータ容量を最大33%増量した」と説明。その理由について「データ利用ニーズは年々増加し、現行のS、M、Lでは窮屈になっていた」とした。

ソフトバンクで専務執行役員を務める寺尾洋幸氏
ソフトバンクで専務執行役員を務める寺尾洋幸氏

 また、月額の基本料金は従来プランに比べて値上げされているものの、各種割引適用後の1GBあたりの月額料金、いわゆる「ギガ単価」は旧プランから最大22%減少したという。さらに、新プランでは月間のデータ使用量が1GB以下の場合は月額1078円となる点を説明し、寺尾氏は「実質的な値下げ」とも述べた。

 一方、データ容量超過後の速度制限は二段階に強化された。従来は超過後も1Mbpsで通信できたが、新プランでは超過分が契約容量の半分を超えるまでは1Mbpsで通信できるものの、それを超えると128kbpsに抑えられる。つまり、30GBのLプランの場合、45GBまでは1Mbpsで通信できるが、それ以降は128kbpsに制限される。

 この点について、ソフトバンクで専務執行役金を務める寺尾洋幸氏は「98%のユーザーは2段階の通信制限のうち1段階目に収まる。この制限によって容量追加に関するコストを抑えられる」と説明した。

ワイモバイル

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