値上げやパスワード共有対策強化などを実施したにもかかわらず、ストリーミング配信サービスは相変わらずの上り調子だ。そして2023年7月、リニアテレビ(従来型の放送およびケーブルテレビ)の総視聴時間に占める割合が過去最低を記録する一方、ストリーミングは過去最高に達したことが、全米のテレビ視聴率に関するNielsenの新しいデータで判明した。
7月の全米のテレビ視聴状況は、「Netflix」「YouTube」「Disney+」などのストリーミングサービスが総視聴時間の38.7%を占め、これまでの最高の割合を記録した。一方、リニアテレビは49.6%にとどまり、初めて50%を割り込んだ。
このデータは、前月のメディア消費の概要を伝えるNielsenの月次レポート「The Gauge」によって示されたものだ。
ストリーミングの中でいちばん人気のあったサービスはYouTubeで、総視聴時間に占める割合は9.2%だった。2位はNetflixで8.5%と首位に肉薄しているが、3位の「Hulu」になると3.6%と急に数字が下がる。4位の「Amazonプライム・ビデオ」は3.4%、5位のDisney+は2.0%だった。
ケーブルテレビの割合は29.6%で、これに従来型の放送の20%を合わせたリニアテレビの総視聴時間に占める割合は、わずかながら50%を割り込んだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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