ワコムは、「Wacom One」シリーズの新製品と、パイロットコーポレーションとのコラボデジタルペン「Dr. Grip Digital for Wacom」を8月29日に発売する。
初めてクリエイティブ制作に挑戦する方や仕事の生産性向上にデジタルペンを利用したい人などに向けた、エントリーモデルだ。
Wacom Oneシリーズでは、「Wacom One 液晶ペンタブレット 12」「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」「Wacom Oneペンタブレット small」「Wacom Oneペンタブレットmedium」の4製品(計6モデル)を用意。
税込価格は、「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch(3 in 1ケーブルモデル)」が9万2180円。「Wacom One 液晶ペンタブレット 12(3 in 1ケーブルモデル)」が6万2480円。「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch USB-C Cable」が8万9980円。「Wacom One 液晶ペンタブレット 12 USB-C Cable」が5万9180円。「Wacom One ペンタブレット small」は1万5180円。「Wacom One ペンタブレット medium」は2万2880円となっている。
11.6型と13.3型の液晶ペンタブレットは、フルHD(1920×1080dpi)解像度とsRGBカバー率99%(CIE 1931、標準値)の色域に対応したガラスディスプレイを採用。
空気層をなくしたダイレクトボンディングにより、ペン先とカーソルとの視差が小さく、紙に描くように自然に描くことができるという。また、「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」では、エントリーモデルとして初めて、10本の指のマルチタッチジェスチャーに対応した。
Bluetooth接続も可能な「Wacom Oneペンタブレット small」と「Wacom Oneペンタブレットmedium」では、4096レベルの筆圧レベルに対応。エントリーレベルのペンタブレットでは初めて、傾き検知機能を搭載している。
Windows、macOS、Android、ChromeOSに対応しており、USB Type-Cケーブル1本で接続し、すぐに使うことが可能(Macはドライバーインストールが必要)。また、HDMI接続を利用する場合は、同梱または、別売の「3 in 1ケーブル」(USB Type-C to Aケーブル、HDMIケーブル、電源ケーブル)にて対応する。税込価格は7480円。
なお、Wacom Oneシリーズのペンは、2つのサイドスイッチを備えており、いつも使うファンクションを割り付けて効率的な操作が可能。オプション販売する7色のカラフルなペンパーツを利用して、カスタマイズも行える。
パイロットコーポレーションとのコラボレーションモデルである「Dr. Grip Digital for Wacom」(ワコムストア販売価格:6380円)は、疲れにくいペンとしてシリーズ発売から30年以上愛されている「Dr.Grip」のペン軸に、筆圧機能に対応した同社のペンテクノロジーを搭載。
マンガ・イラスト制作や動画編集、写真編集などのクリエイティブ制作だけでなく、オンライン授業やデジタルメモにも最適だという。
カラーバリエーションは、アクアブルーとブラックの2色を用意。ノック式でペン先の収納が可能。太い軸径と弾力性のあるラバーグリップは握りやすく、長時間使用する時にも疲れにくく快適に描けるとしている。
また、パームリジェクション機能を備えており、手の一部が画面に当たっても、ペン先のみを認識し、安定した筆記が可能。Wacom Oneシリーズに対応するほか、一部のペン対応のWindows PCやAndroid端末で利用できるという。Wacom Oneシリーズでは、同じペンテクノロジーを搭載した、ステッドラー、LAMY、Kawecoなどの文房具メーカーが販売するデジタルペンにも対応する(ステッドラーとLAMYは、「Wacom One 液晶ペンタブレット」でのみ使用可能)。
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