キャリアにおける最新の実績を、自身の人的ネットワークに向けてアピールしたいなら、LinkedInへの投稿はうってつけの方法だ。だが、LinkedInのフィードは投稿であふれているので、いつまでたっても人目にとまらないこともある。そこで、人工知能(AI)が投稿を目立たせる手助けをしてくれることになった。
LinkedInが同社のプラットフォームで「Microsoft Designer」の統合をテストしていることが、このサービスのベータ版ユーザーが「X」(旧Twitter)に投稿したポストから判明した。この統合により、ユーザーはLinkedIn内で特色あるビジュアルコンテンツを作成できるようになる。
NEWThe ability to create custom designs and original images on LinkedIn via a new Microsoft Designer experience.
— Lindsey Gamble (@LindseyGamble_) July 24, 2023
I'm part of the beta testing group and tried it out for the first time. pic.twitter.com/CR1FMuC6d8
Microsoft Designerは、「Canva」の対抗製品だ。Canvaはソーシャルメディアへの投稿からプレゼンテーションまで、あらゆるコンテンツの作成、さらには会社のブランディングにも利用できるグラフィックデザインプラットフォームだ。Microsoft DesignerのCanvaとの大きな違いは、AIを活用している点にある。
Microsoft Designerはプラットフォーム全体で生成AIを採用し、テキスト入力というシンプルな方法で、希望するコンテンツを何でも作成できる。LinkedInは、この機能を自らのプラットフォームに追加するためのテストを実施中で、その狙いはLinkedInアプリを離れることなくオリジナルな投稿を作成できるようにすることにある。
LinkedInは、これまでも自社のプラットフォームにAIをいち早く導入しており、採用担当者のスカウトメッセージやユーザーのプロフィールの作成支援、広告文面の提案、さらには投稿そのものの生成など、さまざまなAI機能を発表してきた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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