世界スマホ市場、2023年第2四半期は7.8%減--年末から2024年にかけ成長基調へ戻る

 IDCは、世界スマートフォン市場に関する調査結果の速報値を発表した。2023年第2四半期の出荷台数は2億6530万台で、前年同期の2億8760万台に比べ7.8%減。出荷台数の減少は、これで8四半期連続。

 スマートフォン市場が低迷している要因には、弱い需要、インフレ、先行き不透明なマクロ経済、過剰な在庫があるという。ただし、こうした厳しい状況でありながら、出荷台数の減少率は第1四半期より小さくなった。

 在庫状況は改善しつつあり、第3四半期には完成品や部品の過剰在庫が解消する、との見方があるそうだ。在庫が正常化することで、2023年の終わりから2024年にかけて成長基調に戻ると見込む。

 2023年第2四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。

1位:サムスン

  • 出荷台数:5350万台(6310万台、-15.2%)
  • 市場シェア:20.2%(21.9%)

2位:Apple

  • 出荷台数:4250万台(4540万台、-6.3%)
  • 市場シェア:16.0%(15.8%)

3位:シャオミ

  • 出荷台数:3320万台(3950万台、-16.0%)
  • 市場シェア:12.5%(13.8%)

4位:OPPO

  • 出荷台数:2540万台(2740万台、-7.6%)
  • 市場シェア:9.6%(9.5%)

4位:トランシオン

  • 出荷台数:2530万台(1880万台、+34.1%)
  • 市場シェア:9.5%(6.5%)

その他

  • 出荷台数:8540万台(9330万台、-8.4%)
  • 市場シェア:32.2%(32.4%)

合計

  • 出荷台数:2億6530万台(2億8760万台、-7.8%)
出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
出荷台数ベース市場シェアの推移(出典:IDC)
出荷台数ベース市場シェアの推移(出典:IDC)

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