OpenAIの「ChatGPT」アプリが「iPhone」でしか利用できないことを妬ましく思っていた「Android」ユーザーに朗報だ。OpenAIは米国時間7月21日に投稿したツイートで、Android版ChatGPTアプリを今週順次提供開始することを発表した。待ちきれないユーザーは、「Google Play」で同アプリを事前登録することで、リリースと同時に確実に通知を受け取れる。
OpenAIは、同アプリが無料であること、チャット履歴を複数の端末間で同期すること、最新モデルの改良点が取り込まれること以外に、同アプリの詳細情報をGoogle Playのページに記載していない。
しかし、Android版が5月にリリースされた「iOS」と同じように動作するとすれば、クエリーをテキストだけでなく音声でも入力できるはずだ。また、無料版ChatGPTと、「GPT-4」の強化された機能を利用でき、新機能にいち早くアクセスできる有料版「ChatGPT Plus」の両方のユーザーを対象としたものになるだろう。
ChatGPTの人気の高まりを受けて、多数のサードパーティー開発者が独自のAIチャットボットアプリをAndroidとiOSに対して提供しており、そのほぼすべてがOpenAIのChatGPTモデルを基盤としている。しかし、それらのアプリの多くがフリーミアムモデルで、1日に無料で利用できるチャットまたはリクエストの数に上限を設けている。その上限をなくしたい場合は、月額/年額料金を支払わなければならない。一方、正式なChatGPTアプリは無料で利用でき、1日中使用しても十分すぎるほどのチャットを交わし、AIの支援を受けることができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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