ヤフーは7月14日、2023年秋に「PayPayフリマ」のサービス名を「Yahoo!フリマ」に変更すると発表した。
同時に、「ヤフオク!」を「Yahoo!オークション」に変更する。「ヤフー」ブランドに統一することで、連携の強化を狙う。
サービス名称変更に加えて10月から順次、シームレスな購入体験ができるサービスデザインに刷新する。オークションとフリマという両サービスをより身近に利用してもらえるよう、使いやすさを追求したデザインへと商品詳細ページをリニューアルするという。
なお、Yahoo!オークション、Yahoo!フリマともにサービス名称の変更後も、出品商品が落札、購入された際にかかる手数料に変更はない。
そのほか、両サービスの共通アップデートとして、7月に匿名配送の拡充を予定。小型から大型まで、豊富なサイズのバリエーションを用意するという。
また、Yahoo!オークションにおける主なアップデートとしては、PayPayフリマの商品掲出を10月から順次開始する。PayPayフリマの商品がヤフオク!上で検索でき、サービスを切り替えることなく購入できるようになるという。まずは、ブラウザ版よりリリースし、アプリ版へと順次展開していく。
PayPayフリマのアップデートとしては、9月に動画出品の縦型対応を行う予定。また、2023年中にグッズ交換機能(Android版)の提供を予定している。
オークションサイトのヤフオク!は、1999年9月にサービス開始。常時7000万品以上の商品が出品されるなど、日本最大級のオークションサービスとして、レア物や高単価商材を中心に規模を拡大しているという。
一方、フリマサービスのPayPayフリマは、2019年10月からサービス開始。「PayPay」などとの連携により、2023年には累計2000万ダウンロードを超える見込みで成長している。それぞれのサービスで品揃えの特徴が異なり、両サービスを利用するユーザーが増えているという。
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