「Kindle Scribe」7カ月後レビュー:紙のように自然に読み書きできる大画面タブレット - (page 2)

Matthew Miller (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2023年07月14日 07時30分

アップデートで追加された新機能

 冒頭でも述べたように、筆者はKindle Scribeを最初にレビューした際に、改善してほしい点を7つ挙げた。その後、大きいファームウェアアップデートが3回実施され、筆者が指摘した点はすべてとは言わないが、部分的に解消した。

【対応済み】

  • 基本的なファイル管理:ファイル管理が改善され、ノートに書き込んだ内容を素早く簡単に検索し、整理できるようになった。3回のアップデートのうち、最初のアップデートではサブフォルダー、ページナビゲーション、ブラシのタイプが追加された。
  • 手書き文字のテキスト変換:手書き文字をテキスト化できるようになったことで、オプションのスタイラスペンの用途が広がった。
  • ノートへのコンテンツのインポート:その後のアップデートで、「Microsoft Word」で作成した文書をKindleに送信できるようになった。

【未対応】

  • 図形:Scribeのノートには「方眼」テンプレートが用意されているが、それでもスタイラスで直線を引くのは難しい。デザインや図面のスケッチ用に、正方形や長方形、円、線といった基本的な図形を簡単に書けるようにしてほしい。
  • カラーペン:Kindle自体はカラー表示に対応していないとしても、さまざまな色や蛍光ペンが用意されていれば、エクスポートしたときにメモの内容を把握しやすくなる。
  • 別フォーマットでのメモのエクスポート:最新のアップデートでは、手書きのメモをテキスト化し、素早く簡単にメールで送信できるようになった。PDFや「Microsoft OneNote」、Word形式の文書として送信できるオプションがあれば、メモの用途は広がるはずだ。
  • 読書とノートの素早い切り替え:読んでいる本にメモを書き込むのは簡単だが、本のページではなく、ノートに考えを書き留めたい時もある。現在は読書中にメモをとりたい場合、いったん読書体験を離れてノートのセクションに移動しなければならない。

 OneNoteとの連携も期待したい。Microsoft Wordから直接Kindle Scribeに文書を送信できるようになったことを考えると、OneNoteとの連携もありえない話ではないかもしれない。残念ながら、Amazonは機能のアップデートや追加の計画をあまり公表しないため、数カ月ごとに新たなアップデートがリリースされるたびに求める機能が追加されていないかチェックしている。

結論

 Kindle Scribeの購入を最初に検討したとき、筆者が探していたのはメディア視聴やグラフィックデザインのためのタブレットでも、Appleの「iPad」やMicrosoftの「Surface Pro」、サムスンの「Galaxy Tab」のような高機能のタブレットでもない。筆者が欲しかったのは、昔ながらのペンと紙の体験を再現してくれる、シンプルなデジタルタブレットだ。

 現在、筆者はKindle Scribeをメモ用のメインデバイスとして毎日のように使っている。毎日携帯するようになったおかげで、読書量もここ数年にないほど増えた。Kindle Scribeは優秀な電子書籍リーダーであり、実務用のタブレットとしても十分な性能を備えている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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