「Nothing Phone (1)」は、オールラウンドの確かな性能と手頃な価格、そしてもちろん光るLEDで、人々に強い印象を与えた。しかし米国では、異例のベータプログラムが提供されただけで、結局正式には販売されなかった。その状況を変える第2世代版が、今回発表された。
米国時間7月17日に米国で発売(日本では25日)される「Nothing Phone (2)」は、プロセッサーからデザインにいたるまでのさまざまな部分がアップグレードされている。また、価格はわずか599ドル(日本では7万9800円)からと、比較的手の届きやすい製品であることは前世代と変わらない。しかし同製品は、ますます厳しい競争に直面している。特に手強いのが、Googleだ。デュアル背面カメラ搭載の「Pixel 7a」は、コストパフォーマンスが最も高く、純正の「Android 13」ソフトウェアは洗練されていて使いやすい。
Nothing Phone (2)の「Snapdragon 8+ Gen 1」は、Pixel 7aの「Tensor G2」よりも高い性能を発揮するとみられるが、Pixel 7aの449ドル(同6万2700円)を上回る価格を正当化するには、プロセッサーの性能以上の何かを提供する必要がある。
Nothing Phone (2)には、QualcommのSnapdragon 8+ Gen 1プロセッサーに加えて、8GBまたは12GBのRAMが搭載されている。このプロセッサーは少し古い世代のものだが、それでも動画のストリーミングから写真編集やゲームまでユーザーが望むほとんどの作業に対応できる十分に高性能なチップだ。Nothingによると、古いチップを使用したのは、十分に試行され、手頃な価格で提供できる安定したプラットフォームを求めていたからだという。筆者はこれを適正なトレードオフだと考える。代表的スマホメーカーから2022年に発売されたばかり主力製品、「OnePlus 10T」と「Galaxy Z Fold4」の両方に、Snapdragon 8+ Gen 1が搭載されていることを忘れないでほしい。したがって、Nothing Phone (2)で、日常に欠かせないあらゆるタスクに対応できるかどうかについて心配する必要はない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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