電気自動車(EV)の運転につきまとう大きな問題の1つは、電池の充電にかかる時間だ。新興企業Ampleの新しい技術を使えば、ガソリンの給油にかかるのとほぼ同じ時間でフル充電された電池が手に入る。
Ampleのモデルは、充電する必要がないのが最速という考えに基づいている。同社の次世代電池交換ステーションは、約5分でEVの電池を交換できる。これは、同社の第1世代ステーションと比べると半分の時間だ。また、新しいステーションは旧ステーションより大きく、配送トラックに対応できる。米CNETは、Ampleのサンフランシスコにあるオフィスで新ステーションのデモを見学した。仕組みは以下の動画で確認できる。
電池交換は新しいアイデアではなく、10年前の2013年6月にTeslaは独自の電池交換システムを実演した。だが、同社はその技術を最終的に断念。EVメーカーらはそれ以来、電池交換システムではなく、より高出力で高速な充電装置に注力してきた。
Ampleは現在、サンフランシスコのベイエリアで12カ所の第1世代交換ステーションを運営し、主にUberの配達車両にサービスを提供している。年内に、米国の他、日本、スペインで次世代ステーションを設置する予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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