Otter.aiは、人工知能(AI)を使った文字起こしサービスを皮切りに、会議の音声録音、ノートの作成、要約の作成などの機能を追加してこのサービスを企業向けソリューションに拡張し、会議でのやり取りを容易にできるよう支援してきた。
その同社が、さらに支援を強化すべく、新しい高度なAI機能を追加した。それが「Otter AI Chat」だ。
Otter AI Chatは会議の参加者のように振る舞うAIアシスタント。議論されている内容についてユーザーからの質問に即座に回答したり、要約やアクションアイテムなど会議に関連した情報を生成したりできる。このほか、やるべきことのリスト、フォローアップメール、ブログ記事も作成できるという。
この機能は、メールやタスクリストの作成など、会議後の配布物を作成するのにとりわけ役立つ可能性がある。
ただし、会議には機密情報が含まれるケースもあるため、すべての会議にAIが存在することに対しては懸念の声が出るおそれもある。この点への対応として、「Otter AI Chatで使用されたデータがサードパーティーによって保管されることはない」と、Otter.aiは説明している。
Otter.aiの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のSam Liang氏は、会議の内容を分析して有益なインサイトを提供する能力において、Otter AI Chatは「ChatGPT」と一線を画していると主張している。
「ChatGPTは公開データに基づく膨大な知識を有しているが、各チームミーティングに関する質問には全く答えられない。また、1対1の人間とロボットの会話であり、チームのコラボレーションはない」(同氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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