人気のヘッドホンおよびイヤホンシリーズ「MOMENTUM」を手がけるドイツのオーディオ機器メーカーSennheiserが、米国の聴覚ケア市場に参入する。同社は米国時間6月20日、処方箋なしで店頭(OTC)で購入できる補聴器2種「All-Day Clear」および「All-Day Clear Slim」を発表した。
この新製品は、スイスの補聴器メーカーSonovaの技術を採用している(Sonovaは2022年、Sennheiserのコンシューマーエレクトロニクス部門を買収した)。
米食品医薬品局(FDA)が補聴器の販売方法に関する規則を緩和したことで、軽度から中等度の成人難聴者は処方箋なしで補聴器を購入できるようになった。こうしたOTC補聴器を販売している他社の製品と同様に、Sennheiserの補聴器も軽度から中等度の難聴者を対象としている。同社によると、All-Day ClearとAll-Day Clear Slimは7月中旬に発売され、価格はそれぞれ1399.95ドル(約19万8000円)と1499.95ドル(約21万2000円)になるという。
製品名と価格差から、All-Day Clear Slimの方がよりスマートなデザインになると推測される。また、Slimには充電ケースのほか、コンパクトなキャリングケースも付属する。
同社の聴覚カテゴリー担当ディレクターClara Beck氏は、プレスリリースで次のように述べている。「OTC規則により、当社の広範な音響および音声強調の専門知識を生かして既製品のソリューションを強化することで、聴覚関連デバイス市場において大きく欠けた部分を埋めることができる」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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